広島県尾道市(しまなみ)の美術館/ポール・アイズピリ、ピカソ、ルオー、小林和作、梅原龍三郎、中川一政、林武などを所蔵。チェンバロによるコンサートやフレンチレストランでの食事も楽しめます。

 
なかた美術館
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ワークショップ「あざやかガーランドづくり」を開催しました

更新日:2020年6月26日(金) 【nakata Labs  なかたラボ】

 

こんにちは!

しばらく真夏のような日々が続いていましたが、ようやく梅雨空を迎えた尾道です。

 

さて先週の日曜日、ワークショップ「あざやかガーランドづくり」を開催しました。

 

 

 

ガーランドとは旗や植物のついたひも状の飾りのことで、

お部屋のインテリアとして、近頃は馴染みのあるものになってきました。

 

今回は、写真のような三角形の旗がたくさんついたガーランドに挑戦しました。

 

 

 

 

製作のヒントになるように、まずはフランスの画家、ポール・アイズピリの

色鮮やかな作品を鑑賞しました。

アイズピリの作品には、さまざまな色や形がちりばめられていています。

作品の一部が模様になっている旗を持って、館内を巡ります。

 

 

 

 

旗と同じ作品はどこにあるでしょう?

色や形を手がかりに探し当てました。

少し難易度の高い鑑賞でしたが、じっくり照らし合わせて見つけ出してくれました!

 

 

 

 

次はガーランドの旗作り。

カラーペーパーにシールを貼ったりクレヨンで模様を描いたりして作りました。

 

 

 

 

どれにしようかなあと、使う色を吟味して丁寧に仕上げるチームもあれば・・・

 

 

 

 

三角形をイチゴに見立てるなど、ユニークな発想も!

 

 

 

 

 

 

旗が出来上がったら、ひもに取り付けていきます。

 

 

 

 

のりを塗って旗を貼って、塗って貼って・・・

とっても長いガーランドが完成しそうです!

 

 

 

そして、このような素敵なガーランドがたくさんできました!

子どもたちの描いたのびのびとした線がよく映えます。

おうちがより楽しい空間になりそうですね。

  

      

 

 

久しぶりの美術館でのイベント、

子どもたちの楽しそうな姿を見て、私たちもうれしくなりました。

参加者の皆さん、ありがとうございました!

 

 

 

コレクションプラス『絵画の子どもたち』が始まりました

更新日:2020年6月16日(火) 【展覧会】


6/13(土)からコレクションプラス『絵画の子どもたち』が始まりました。

コレクションを中心に、子どもや家族が描かれた作品を展示しています。



子どもはいつも心を和ませてくれますが、同時に大人を振り回したり、困惑させたりする存在でもあります。

絵画のなかの子どもも、可愛らしい姿のものから、ミステリアスな雰囲気をまとったもの、作家の個性を反映したものなど様々です。

 

 

画家にとっても子どもは、大人とはまた違った魅力を持つモデルだったに違いありません。

 



子どもは、画家・藤田嗣治の主要なモチーフのひとつでもあります。

こちらは藤田が描いた油彩画を元に制作された、版画本〈小さな職人たち〉の展示です。

 

 

パリの暮らしを支える様々な職業を、子どもの姿に託して描いています。

この作品に描かれた〈野菜売り〉、〈魚屋〉、〈掃除人〉、〈古着売り(屑屋)〉といった職業は、街の暮らしになくてはならないものです。

今風にいうと“エッセンシャルワーカー”ですね。

 


栗売り〉、〈ポスター貼り〉など、パリならではの職業も見られます。

藤田は自らも、芸術家というより職人でありたいと述べており、この作品には街のリアルな仕事人たちへの共感と敬愛が込められています。



本展では当館の『木曜日の絵画教室』の取り組みもご紹介もしています。


2014年から小学生を対象にして毎週開催しており、スケッチやデッサン、鑑賞や模写、コラージュや絵の具づくりなど様々なプログラムに取り組んできました。




この度は、これまで参加してくださった皆さんに作品を出品いただき、たっぷりと展示しています。

楽しく充実した時間の積み重ねを感じていただけるかと思います。


この他、ポール・アイズピリが家族を描いた作品や、

子どもたちへの美術教育に尽力した画家たちの作品なども展示しています。


コレクションプラス『絵画の子どもたち』は10/4(日)まで。

ぜひ、いろいろな表情の「子ども」たちに会いにお越しください。

 


新型コロナウイルス感染症の影響で、美術館も一時休館を経て再開しました。

美術館という場が、ただ作品を展示するだけでなく、それを見る人がいて初めて機能する場だという原点を強く感じた期間でした。

幸いにも落ち着いた状況になり、館としてできる対策を徹底し、ご来館の皆様にもご協力をいただき、ゆったりとご覧いただける状態が続いています。


当面の間は、ご来館の皆様にも以下の感染防止対策にご協力をお願いしております。

ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。


 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

 

・発熱や咳など体調不良がある場合は、来館をご遠慮ください。

・ご来館の際はマスクの着用をお願いいたします。

・入館時に手指の消毒をお願いいたします。

・館内では会話を控え、人との距離を保ってご鑑賞ください。

・やむを得ず入館制限を行う場合がございますので、ご了承ください

 

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※イベントについては、6/16現在、感染防止対策(換気や屋外での開催、定員の縮小、マスク着用等)を徹底した上で、

 順次再開していく予定です。

※混雑具合や、ご不明な点など、お気軽にお問い合わせください。

 

 

 

 

 

 

ワークショップ「春のモビール」を開催しました

更新日:2020年3月25日(水) 【nakata Labs  なかたラボ】

 

こんにちは!

美術館の向かいの桜並木は、つぼみが少しずつ膨らんでいます。

 

暖かくなって植物が生き生きとしてくる季節、

先日は植物を使ってモビールを作りました。

 

 

 

モビールは動く彫刻とも呼ばれ、今はインテリアとして親しまれています。

モチーフ同士が吊りあいながらゆーらり揺れる姿は、ずっと眺めていられますね。

 

まずはバラを描いた作品を観察。

同じバラと言っても花びらや茎には微妙な違いがあります。

 

 

 

 

 

 

今回使う材料はほとんどが植物。

かすみ草やアカシアなどの繊細なドライフラワー、

面白い切り口の乾燥した果物、

柳の枝やユーカリの葉っぱなどを使いました。

 

 

 

まずは使いたい植物を選びます。

 

 

さて、どんなモビールが出来上がるのでしょうか。

 

 

柳の枝をくるくると輪っかにまとめるだけで・・・

 

 

素敵なモチーフに早変わり。

柳の綺麗なみどり色や新芽のポツポツした部分が活かされています。

 

 

 

枝を組み合わせてこんな立体も作れます。

 

 

 

 

植物同士を組み合わせて、

謎の生き物?のような形にも!

 

 

 

 

枝はこんなふうにカラーゴムで縛って形を作りました。

針金よりも扱いやすいので、

小さなお子さんでもチャレンジすることができます。

 

 

 

 

四角にしたり、星にしたり・・・

 

 

 

 

針金や綿をビーズのように針金に通したり、

皆さんの発想がとても面白かったです。

 

 

 

 

さてさて

出来上がったモビールはこちらです!

 
 
 
 
 
 
 
まる、三角、四角といろんな形がゆらゆら揺れて楽しい空間になりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
光を受けて透き通ったオレンジが綺麗です。
 
窓辺に似合いそうなモビール。
 
 
 
 
 
 
 
 
枝の伸び伸びした動きがそのまま生かされています。
 
 
 
 
 
 
 
 
見れば見るほど、植物の色や形は興味深いです。
 
そこに皆さんのアイデアが加わって、
 
じっくり観察したくなるモビールがたくさんできました。
 
 
 
 
 
 
 
参加者の皆さん、ありがとうございました!
 
 
 
 
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広島県尾道市(しまなみ)の美術館 コレクションは、フランス現代具象画家ポール・アイズピリ、ピエール・クリスタン、エコール・ド・パリを中心としたフランス近代絵画、梅原龍三郎、中川一政、林武ら日本近代絵画、尾道を代表する小林和作、絵のまち尾道四季展招待作家作品など、国内外の洋画を中心とした約200点。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。

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