日本近代絵画コレクション
日本の風土と油絵
9月9日(土)〜2024年2月18日(日)
- 会期
- 9月9日(土)〜2024年2月18日(日)
- 開館時間
- 9:00〜17:30
(入館は閉館30分前まで) - 休館日
- 月曜日(祝日の場合は翌日、12/25は開館)
臨時休館(9/24)
年末年始(12/28〜1/4) - 主催
- なかた美術館
- 料金
- 一般:800円
団体(20名以上)・前売り・障害者割引:500円
学生:300円
日本の近代化とともに西洋から油絵が入ってきた明治以降、遠近法や陰影法による写実的な描写や、印象派や野獣派による革新的な表現は、日本の画家たちを大いに刺激しました。
彼らは西洋の油絵から様々な様式を受容しながら各々の表現を模索し、日本における近代洋画史を形作ってきました。
京都の呉服商に生まれた梅原龍三郎は、近代洋画の先駆け浅井忠より絵を学びます。明治41年には20歳でパリへ渡り、感銘を受けたルノワールのアトリエを直接訪ねて弟子となりました。
フランスで西洋美術の核心に触れた梅原は、歴史も文化も異なる日本でどのように油絵を描くべきか葛藤します。
その末に、生来親しんだ日本の伝統的な図案や桃山美術、南画などに学び、骨太のタッチと色彩が躍る豪胆な画風を確立しました。
東西の美意識を自在に統合して描かれた作品は多くの日本人に受け入れられ、日本の洋画壇を代表する作家の一人として数多くの作品を残しました。
本展では、海の向こうのものである油絵と出会った画家たちが、日本の風土に根差した風景や人物、静物などを様々な視点で描いた作品を紹介します。
これらの絵の前に立つとき、次代の扉を開けようとした先駆者たちの想いが見えてくるようです。
nakata Labs なかたラボ
なかた美術館では、子どもから大人の方々まで、美術館で楽しくすごしたり、
美術館への興味・関心をさらに深めてもらえるよう、様々な教育普及プログラムを展開しています。
学芸員によるギャラリートーク
9/9(土) 、10/14(土) 、11/19(日)、12/9(土)、1/21(日)、2/18(日)
それぞれ14:00 〜15:00 ※予約不要
展覧会や作品について解説します。
ワークショップ 『絵の具を作ろう』
10月1日(日) 14:00〜16:00 終了しました
参加費:1,500円(ペア2,500円)
対象:小学生〜大人
絵の具の種類や成り立ちについて学んだあと、水彩絵の具を手作りします。
※汚れても構わない服装でお越しください
レクチャー 『小林和作の引き出し』
10月22日(日) 14:00〜15:00 終了しました
定員:15名
参加費:1,000円(学生500円)
講師:国近 有佑子(当館学芸員)
対象:高校生以上
尾道を拠点にした洋画家・小林和作の創作活動や、コレクターとしての一面、
旧居から見つかったスクラップコレクションについてお話します。
子どもワークショップ『油絵具で絵を描こう』
11月12日(日) 14:00〜16:00 終了しました
定員:8名
参加費:1,500円
対象:小学生
油絵具を使って、小さなキャンバスに絵を描きます。
※汚れても構わない服装でお越しください
ワークショップ 『あたたかなオーナメント』
12月10日(日) 14:00〜16:00 終了しました
定員:8名 ※定員に達したためキャンセル待ちを承っています
参加費:1,500円(ペア2,500円)
対象:小学生〜大人
布やフェルト、リボンなどを使って、冬の季節をあたたかく彩るオーナメントをつくります。
ワークショップ 『伝統模様の千代紙づくり』
1月28日(日) 13:30〜16:30 終了しました
定員:10名
参加費:1,500円(ペア2,500円)
対象:小学生〜大人
日本の伝統的な模様をスタンプで描いて千代紙を作ります。
※汚れても構わない服装でお越しください
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。