なかた美術館コレクションプラス
感じる光、感じる色彩。 フォーヴと日本近代洋画
2013年3月16日(土)〜6月23日(日)
- 会期
- 2013年3月16日(土)〜6月23日(日)
- 開館時間
- 9:00〜17:30(入館は17:00まで)
- 休館日
- 月曜日
※祝日開館、4/30[火]・5/7[火]休館 - 料金
- 一般:500円
中学・高校・大学生:100円
団体(20名以上)など割引:300円 - 主催
- なかた美術館
- 後援
- 尾道市/尾道市教育委員会/尾道市文化協会
尾道ケーブルテレビ株式会社/尾道エフエム放送
エフエムふくやま/株式会社山陽日日新聞社
株式会社啓文社
1905年のサロン・ドートンヌにおいて、ヴラマンクやマルケらによる鮮やかな色彩と力強いフォルムの絵画が並んだ展示室は、あまりの迫力に批評家から「まるで野獣(フォーヴ)の檻」だと批判されます。
やがてフォービスムと呼ばれるそれらの絵画は、画家たちが直観的にとらえた色彩と光、そして生命力があふれた、まさに感じる絵画でした。
フォービスムそのものは、明確な集団ではありませんでしたが、その表現に多くの画家が触発され、日本においては、より精神的で自由な表現として受け止められて、独自に展開します。
なかた美術館コレクションに見られる、日本とフランスのフォービスムとその周辺の画家たちの作品を、特別出品作品と共にご紹介します。
同時開催
1919年、キュビスムやフォービスムなどが花開いたパリで、バスク人の血を引く彫刻家の父と、イタリア人の母のもとに生まれたアイズピリ。
のびのびした線と多彩な色、絵の具の質感が織りなす表情豊かな画面が特徴で、風景や花のほか、家族の団欒や、自らのルーツに近いバスクやヴェネツィアの祝祭など、人間らしさに満ちた情景を多く描いています。
あくまでも自らの目で見たもの、体験したこと、心の内で想像したものが原点になっており、作り上げられるイメージの親密さが、大きな魅力になっています。
アイズピリ作品の率直さに魅了され、なかた美術館の創設者・中田貞雄氏が形成した、日本有数のコレクションをご堪能いただけます。
== nakataLabs なかたラボ ==
●ミュージアムブックス(Museum books)
6月9日[日] 13:30〜16:00終了しました。
ルオーについての論評を、独自の視点で書き直します。
講師:阿部 純 、津口 在五
定員:10名
参加費:1,000円
持ち物など: 筆記用具、はさみ、色ペンなど
対象:中学生以上
●春のガーデントーク
4/29[月・祝]10:00 〜11:30 終了しました。
定員:15名
講師:浜田 展也
参加費:1,000円(ハーブティー付き)
美術館の庭園や裏山を散策しながら、植物について、散策しながら解説します。
動きやすい服装と、すべりにくい靴でお越し下さい。
小雨決行。
●「見せるだけのプレート(皿)」ワークショップ
5月19日[日] 13:30〜16:00終了しました。
フレンチのコース料理では、料理をのせずに見て楽しむお皿があることをご存じですか?
そんなショープレート(飾り皿)を作るワークショップです。
講師:白水 麻耶子(はくすい まやこ)
定員:15名
参加費:3,000円
持ち物など:汚れても良い服装とタオル。
対象:大学生以上
学芸員によるギャラリー・トーク
3/16[土]、4/14[日]、 5/3[金・祝]、6/2[日]終了しました。
それぞれ14:00 〜15:00 参加費:展覧会チケット
nakataLabs なかたラボ
なかた美術館では、子どもから大人の方々まで、美術館で楽しくすごしたり、
美術館への興味・関心をさらに深めてもらえるよう、様々な教育普及プログラム
を展開しています。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。