広島県尾道市(しまなみ)の美術館/ポール・アイズピリ、ピカソ、ルオー、小林和作、梅原龍三郎、中川一政、林武などを所蔵。チェンバロによるコンサートやフレンチレストランでの食事も楽しめます。

 
なかた美術館
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The Standstill of Painting

コレクションにみる “静かなもの” × BOOKS

2014年7月19日(土)〜10月19日(日)

コレクションにみる “静かなもの” × BOOKS
会期
2014年7月19日(土)〜10月19日(日)
開館時間
9:00〜17:30(入館は17:00まで)
休館日
月曜日
(祝日の場合は開館し、翌日休館)
※7/22(火)、9/16(火)、10/14(火)

夏期休館:8/18(月)〜22(金)
観覧料
一般:500円
中学・高校・大学生:100円
団体(20名以上)など割引:300円
主催
なかた美術館
後援
尾道市/尾道市教育委員会/尾道市文化協会
尾道ケーブルテレビ株式会社/尾道エフエム放送
エフエムふくやま/中国新聞備後本社
株式会社山陽日日新聞社/株式会社啓文社
同時開催
没後40年 小林和作 企画展示
(第5展示室)
   
 
概要

 

 

近代の絵画は、風景をただ風景として描くことから始まります。19世紀フランスの画家コローは、思想も宗教も語らない静かな光と色彩で、郊外の森や水辺などを描きました。尾道には路地や寺社が残り、島が連なり、地勢的にも文化的にも、コローが描こうとした何も語らない風景はほとんど存在しません。美しさ、あるいは特異さを備えた場所に、美術作品はどのように立ち、どのように語られるのか。尾道と様々な形で関わりを持つ現代作家らとともに、いまここで見ることが出来る、絵画や美術の在り方を探る展覧会です。

European painting of the 19th Century started with pictures of simple landscapes with no psychological and religious aspects attached. Jean-Baptiste Camille Corot freely captured  tranquil moments of forests and waterside of rural areas and depicted them as “ubiquitous scenery” with serene lights and colors.
On the contrary, it is literally impossible to find this “ubiquitous scenery” in Onomichi because of cultural and geological differences. Instead, there are many historical alleyways, shrines and temples as well as bridges connecting several islands which enables us to enjoy island-hopping.
It is a stimulating attempt to analyze how modern and contemporary art pieces can be a fresh impetus to a debate about the specificity of the geology and its unique aesthetics and how they are left standing still.



  

  nakata Labs なかたラボ

 

なかた美術館では、子どもから大人の方々まで、美術館で楽しくすごしたり、

美術館への興味・関心をさらに深めてもらえるよう、様々な教育普及プログラムを展開しています。

 

 

 ◇ミュージアムトーク 学芸員による絵画と本の話

7/19(土)、 8/17(日)、 9/28(日)、   10/19(日)

 それぞれ14:00 〜15:00
 参加費:展覧会チケット
 展示作品と関連書籍について学芸員が解説を行います。

 

 

 


 

 

 

◇静かな物そして、見えない絵画 アーティスト・ミーティング
 
8/3(日) 14:00 〜  終了しました。

 参加アーティスト:稲川 豊、村上友重、安田暁、もうひとり(スカイプ中継予定)
 聞き手:阿部純 (福山大学メディア情報文化学科講師)、津口在五 (AIR zine編集室)
 定員:40名
 対象:高校生以上
 参加費:展覧会チケット

 

WORKSHOP×BOOKS1

光をあつめる・光をかさねる / 村上友重

 8/16(土) 14:00 〜16:00   終了しました。

 参加費: 2,000円
 定員:12名
 持ち物:プリントした写真1枚(古いものでも可)、好きな本1冊(小説、文章など)

 日光で焼きつけるサイアノプリント(青写真)を体験するワークショップです。

 

 

 WORKSHOP×BOOKS2

迷子石の手ごね石鹸づくり / もうひとり

 8/30(土) 14:00 〜16:00   終了しました。

 参加費:大人ひとり、もしくは親子1組 1,000円
 定員:15名
 手のひらサイズの石のかたちになるように、手ごねで石鹸を作ります。

 

WORKSHOP×BOOKS3

いない場所、見えていること / 安田 暁
 10/12(日) 13:00 〜16:30
終了しました。
 参加費: 1,500円
  定員:12名  
  講 師: 安田 暁
  持ち物:プリントした写真2枚
             (気に入っているもの、気に入っていないものそれぞれ1枚)
           あればデジタルカメラ

普段見ているものを消してみると、新しい写真が見えてくるかもしれません。

 

 



■コレクション作品出品予定


カミーユ・コロー 《雌牛のいる風景》

モーリス・ド・ヴラマンク 《チーズとハム》

ジョルジュ・ルオー 《セザンヌの泉》

モーリス・ユトリロ 《パリのマラケー河岸》

藤田嗣治 《花束》 《仏印カンボジア平原の図》

ベルナール・ビュフェ 《花咲く農家》

三岸節子 《静物》 ほか



■出品作家



                                                                                           《山を見る》  2014  100×195cm  ピグメントプリント、箔


安田 暁 Akira Yasuda

1973年愛知県生まれ。
1999年東京芸術大学大学院美術研究科デザイン専攻修了。
2008-2011年東京芸術大学先端芸術表現科 教育研究助手。
現在、福山大学福山大学人間文化学部メディア情報文化学科准教授
http://www.akirayasuda.net/





                                                                        《Nitwit-Sat&Yam-Amok-Sake-Nan》  2014  190.5×365cm  ミクストメディア


稲川 豊 Yutaka Inagawa

1974年東京都生まれ。
2004年CHELSEA COLLEGE OF ART AND DESIGN, ロンドン, MA FINE ART修了
2007-09年 文化庁新進芸術家海外留学制度2年派遣2012年-現在、尾道市立大学美術学科講師
http://yutakainagawa.com/


 

 

 


             
                                                          《on the mountain_05》  2007  100×120cm  発色現像方式印画


村上 友重 Tomoe Murakami

1980年千葉県生まれ。2004年 早稲田大学第一文学部卒業。
2011-2014年 東京藝術大学美術学部助教。
現在、東京藝術大学美術学部専門研究員
http://www.tomoemurakami.com/





                                                                        《Wind-ow in Momoshima island》  2012-2014  インスタレーション


もうひとり MOUHITORI

 小野 環 Tamaki Ono 1973年北海道生まれ。
 1998年 東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修了
 現在、尾道市立大学准教授

 三上 清仁Kiyohito Mikami 1973年鹿児島県生まれ。
 1999年東京藝術大学大学院美術研究科壁画専攻修了
 現在、なかた美術館ディレクター
http://kiyohitoair.tumblr.com/


 


 

 


同時開催 没後40年 小林和作 企画展示 (第5展示室)

尾道にアトリエを構えた画家 小林和作は、全国各地を旅してスケッチを重ね、自らの捉えた自然の姿を、数多くの風景画として描き残しました。
鮮やかな色彩とみずみずしい筆触には、彼のひたむきな息づかいが感じられます。
本展示では、コレクションに借用作品を加え、その初期から晩年までの歩みをご紹介します。




 
広島県尾道市(しまなみ)の美術館 コレクションは、フランス現代具象画家ポール・アイズピリ、ピエール・クリスタン、エコール・ド・パリを中心としたフランス近代絵画、梅原龍三郎、中川一政、林武ら日本近代絵画、尾道を代表する小林和作、絵のまち尾道四季展招待作家作品など、国内外の洋画を中心とした約200点。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。

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広島県尾道市(しまなみ)の美術館/ポール・アイズピリ、ピエール・クリスタン、ピカソ、ルオー、小林和作、梅原龍三郎、中川一政、林武などを所蔵。チェンバロによるコンサートやフレンチレストランでの食事も出来ます。