コレクションプラス『植物と絵画』がはじまっています
更新日:2020年2月24日(月) 【展覧会】
先日より、コレクションプラス『植物と絵画』展を開催しています。
今回は植物に注目し、様々な自然を描いた風景画や静物画、学術的な意図で描かれた植物画をふくめ、計81点を展示しています。
花や果実、樹木などの植物は、絵画の中で欠かすことのできないモチーフのひとつです。
そして私たちの身近にも、実に多くの植物があり、気持ちを豊かにしたり、暮らしを支えてくれています。
描かれた植物を通して、画家たちが暮らしを見つめる眼差しや、屋外の自然を描くことで広がった様々な表現をお楽しみください。
また本展ではそれぞれの作品に描かれた植物について、カード仕立てで解説しています。
ぜひ、お手に取って描かれた植物をじっくり観察してみてください。
植物の特徴や、わたしたちの文化との関わりについて書いています。
植物に注目することで、作品がより身近に感じられたり、コレクションは何度も見たことあるよという方には、新鮮に見ていただけるのではないでしょうか。
(カードは、リングで綴じてお持ち帰りいただけます)
また今回は智内兄助さんの作品を特別にお借りして展示しています。
智内さんの作品には、様々な植物が装飾や装束の模様として描かれています。
絵画のモデルが着用した着物も展示しておりますので、ぜひ会場でご覧ください。
これから夏に向けて、様々な花や緑が見られる季節ですね。
展示を体験していただき、日々植物を見る時に、作品のことも思い出していただけると嬉しいです。
コレクションから見る『植物と絵画』は 6月7日まで開催しています。
詳細や関連ワークショップのお知らせは 展覧会のページ でもご覧いただけます。
コレクションから見る『パリと画家たち』がはじまりました
更新日:2019年10月15日(火) 【展覧会】
10月12日から コレクションから見る『パリと画家たち』展がスタートしています。
パリの街を描いた風景画や20世紀初頭にパリに集った画家たちの個性あふれる作品など、計53点を展示しています。
シャガールやキスリング、パスキン、藤田嗣治など異国から集った画家たちは、
パリの自由な空気のもとで、互いに交流しながら個性を花開かせました。
“エコール・ド・パリ”と呼ばれる彼らと、その同時代の作品を中心に、先達となるコローやルノワール、
あるいは第二次世界大戦後に活躍したビュフェやアイズピリといった画家たちの作品を一堂にご覧いただけます。
またこの度はコレクション以外にも、企画に合わせてご出品いただいた作品を多数展示しています。
自由と孤独、華やかさと静けさ、伝統と革新…一枚一枚の作品を通して、
パリが見せる多彩な表情と画家たちの思いを感じていただければ幸いです。
また、なかた美術館では子どもから大人まで、美術館で楽しく過ごすことができる様々なプログラムを、
研究所のイメージで nakata Labs(なかたラボ)と名付けて展開しています。
展覧会の関連ワークショップのほか、絵本を楽しむ講座『金のりんご』、絵画教室などを継続して開催しています。
おひとりでゆっくりと、またご家族やお友達とご一緒に、美術館をいろいろなかたちで楽しんでいただければ嬉しいです。
コレクションから見る『パリと画家たち』 2020年2月16日 まで開催しています。
詳細やワークショップのお知らせは 展覧会のページ でもご覧いただけます。
コレクションプラス『海と旅』がはじまりました。
更新日:2019年6月13日(木) 【展覧会】
6月8日(土)からコレクションプラス『海と旅』が始まりました。
南仏やヴェネツィア、尾道などの海を描いた風景画と、画家たちが旅をして描いた作品をあわせて67点展示しています。
南仏サントロペを愛したポール・アイズピリの作品、
ノルマンディー生まれの画家ラウル・デュフィの作品や、
物語から想像をふくらませて描いたアンドレ・ボーシャンの海をご覧いただけます。
また尾道を拠点にして、日本各地を旅し、風景を描き続けた小林和作の作品や、
尾道ゆかりの画家として村上選氏、高田三徳氏が描いた異国の風景画、
“旅する建築家”の渡邉義孝氏によるスケッチノートなどを展示しています。
遠くへ行くことは日常からの解放であり、感覚を研ぎ澄ませる時間でもあります。
旅はそのまま画家たちの歩みともつながります。
彼らが見つめた海と港、船、街並み、さまざまな土地の歴史や暮らしなど、いっしょに旅をするようにお楽しみいただければ嬉しいです。
夏休みにあわせた様々なワークショップも企画しています。
ぜひこの機会に足をお運びください。
コレクションプラス『海と旅』
開催中〜10/6日(日)まで
詳細やワークショップのおしらせは、展覧会のページでもご覧いただけます。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。