広島県尾道市(しまなみ)の美術館/ポール・アイズピリ、ピカソ、ルオー、小林和作、梅原龍三郎、中川一政、林武などを所蔵。チェンバロによるコンサートやフレンチレストランでの食事も楽しめます。

 
なかた美術館
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ワークショップ「あたたかなオーナメント」を開催しました

更新日:2025年1月9日(木) 【nakata Labs  なかたラボ】

 今年は寒い寒い冬が続いていますね。

12月、毎年恒例のワークショップとなっている「あたたかなオーナメント」を開催しました。

 

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恒例とは言え、小さなお子様や初めての方から、色々とチャレンジしたい!という方まで、

簡単に作れるように、かつアイデア次第で応用ができるように……と、

いつも新しい素材や技法を試しながら、準備しています。

 

今回は丸いフェルトをたくさん用意しました。

切ってくるっと丸めると、円錐形が作れます。

 

 

ツリーやベル、帽子にも見えます。

 

 

ひとつでも、重ねても、つなげても。

 

 

 

フェルトや毛糸などを触っているだけで、気持ちもふわふわ、あたたまりますね。

 

 

 

 

 

そして、去年このワークショップでは、三角やひし形の板を用意したのですが… ↓

 

 

一年越しに、この板の余りを使った圧倒的力作が……

 

 

こちら!!!

 

 

もちろんツリーの上に飾るのが正解ですよね。

(青と赤のリバーシブルになっています)

 

ちなみに今年も、余った材料は繰越しします。

 

年々、このワークショップの創作の可能性が広がっていることを実感しました。

 

というわけで、リピート参加、おすすめです…!

次の冬、皆様のご参加お待ちしています。

 

 

お家に集まる機会の多いこの季節、ぜひ手作りのオーナメントで、お部屋をあたたかく、楽しく、彩ってくださいね。

 

 

 

ワークショップ「秋色のクレヨンを作ろう」を開催しました

更新日:2024年11月24日(日) 【nakata Labs  なかたラボ】

 

美術館の庭の木々が色づいてきました。

 

今年はなかなか秋が来ないなあと思っていましたが

季節はちゃんと巡ってくるものなのですね。

 

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そんな美しい秋の色を参考にしながらクレヨンを手作りしました。

茶色、黄色、赤色と華やかな色彩ではないけれど

じんわりと暖かい色のクレヨンです。

 

 

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まずは庭に出て、紅葉した落ち葉や木の実を探しました。

 

パッと鮮やかな色彩のものから鈍い色彩だけど美しい色調のものまで

たくさん探すことができました。

一枚ずつ色合いの異なる葉っぱ。

どれも見ても飽きのこない、不思議な模様をしています。

 

今回のクレヨンの土台になるものはミツロウ。

蜂が作る天然の「蠟(ろう)」です。

 

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描画材は基本的に、

色の素となる「顔料」と糊材を混ぜて作られていますが

クレヨンの場合はミツロウに顔料と少しの油を混ぜて作ります。

 

今回は顔料として、土の成分をベースに作られた物や、

竹炭の黒、抹茶の緑、ココアの茶色などを用意しました。

さてどんな色のクレヨンになるのでしょうか。

 

まずは湯煎でミツロウを溶かし、材料を混ぜ合わせます。

 

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冷めて固まってきたら手で棒状に伸ばし、形を作ります。

 

石鹸のような、ツルツルとして少しベタベタする手ざわり。

粘土細工のようにいろんな形にできますが、

時間が経つと固まってくるので、手早く作業をしなければなりません。

 

 

台の上でコロコロ転がすと棒状のクレヨンになります。

まるで市販品のように綺麗に作られた方もいらっしゃいました!

 

 

出来上がったクレヨンに紙を巻いて、最後に箱に詰めて完成です。

 

 

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ミツロウで作られたクレヨンは、蜂蜜のようなほんのり甘い香り。

炭は想像以上に真っ黒、艶のない深い黒に仕上がりました。

ココアはほんのりチョコレートの香りがしました。

 

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技術の発展により、多くの色を人工的に作り出せるようになりましたが

それでも自然界には初めて見るような色が無数に溢れていてします。

私たちはそのような自然の色を見て感動したり、

創作意欲をかき立てられたりしています。

 

季節を通して、身近な色彩に目をむけてみるのもいいですね。

参加者の皆さん、ありがとうございました!

 

 

 

ワークショップ「ヘンテコ仮面づくり」を開催しました

更新日:2024年10月24日(木) 【nakata Labs  なかたラボ】

 

こんにちは!

先日開催したワークショップ「ヘンテコ仮面づくり」の様子をお伝えします。

 

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仮面と聞いて思い浮かぶものはなんでしょう。

ヴェネチアのカーニバル、日本の「能」、特撮アニメのヒーロー…

どれも本来の姿を隠し、異なる人物に「変身」しています。

今回の展覧会では、ポールアイズピリがピエロを描いた作品をご覧いただけます。

仮面や化粧で本来の姿を隠し、楽しそうに踊る姿は、

愉快でもあり少し怖さや寂しさを感じます。

 

 

 

材料は色紙、不織布、セロハン、テープ、シール、ストローなど盛り沢山。

想像が膨らむように、様々な素材を用意しました。

さて、どんな仮面ができるのでしょうか?

 

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まずは土台となる厚紙を切ります。

隣どうしで顔の形を描き合いました。

友達の顔はどんなかたちかな?

 

 

 

 

みなさん、どんな仮面を作るかひらめいている様子で、どんどん手が動きます。

 

立体的な構造にしたり

 

 

材料を思いのままに使ったり。

 

 

計画的に丁寧に作る方もいらっしゃいました。

 

 

 

 

仮面といえば、顔を覆うイメージですが

もはや服のようになっています。

 

 

出来上がった仮面がこちら!

 

 

 

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動物を模したり、野菜をテーマに作ったり、

素材の色や形に反応しながら作ったり、

それぞれのこだわりを感じました。

 

 

そして、仮面を着けた新しい姿は、みなさんとっても楽しそう!

参加者の皆さんありがとうございました!

 

 

 

 

 

 
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広島県尾道市(しまなみ)の美術館 コレクションは、フランス現代具象画家ポール・アイズピリ、ピエール・クリスタン、エコール・ド・パリを中心としたフランス近代絵画、梅原龍三郎、中川一政、林武ら日本近代絵画、尾道を代表する小林和作、絵のまち尾道四季展招待作家作品など、国内外の洋画を中心とした約200点。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。

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