
更新日:2019年6月13日(木) 【展覧会】
6月8日(土)からコレクションプラス『海と旅』が始まりました。
南仏やヴェネツィア、尾道などの海を描いた風景画と、画家たちが旅をして描いた作品をあわせて67点展示しています。
南仏サントロペを愛したポール・アイズピリの作品、
ノルマンディー生まれの画家ラウル・デュフィの作品や、
物語から想像をふくらませて描いたアンドレ・ボーシャンの海をご覧いただけます。
また尾道を拠点にして、日本各地を旅し、風景を描き続けた小林和作の作品や、
尾道ゆかりの画家として村上選氏、高田三徳氏が描いた異国の風景画、
“旅する建築家”の渡邉義孝氏によるスケッチノートなどを展示しています。
遠くへ行くことは日常からの解放であり、感覚を研ぎ澄ませる時間でもあります。
旅はそのまま画家たちの歩みともつながります。
彼らが見つめた海と港、船、街並み、さまざまな土地の歴史や暮らしなど、いっしょに旅をするようにお楽しみいただければ嬉しいです。
夏休みにあわせた様々なワークショップも企画しています。
ぜひこの機会に足をお運びください。
コレクションプラス『海と旅』
開催中~10/6日(日)まで
詳細やワークショップのおしらせは、展覧会のページでもご覧いただけます。
更新日:2019年3月1日(金) 【展覧会】
2月23日からコレクションプラス『花ある絵画』が始まりました。
バラを中心に、様々な植物が描かれた静物画や風景画を展示しています。
フランスの近現代の作家たちが描いた花のある静物画や、
日本近代の画家たちによる花のコレクション、
小林和作をはじめとした日本の風景画など、春らしい作品をご堪能いただけます。
どんな作品を展示しているか こちらのページ(http://www.nakata-museum.jp/collection/) で確認することができます。
カテゴリごとにコレクションが一覧になっており、◎印が展示中の作品です。
お気に入りの一枚がある方は、ぜひチェックしてみてください。
そして第2、第3展示室では、スイスの画家アン・マリー・トレクスリが描いたバラの植物画を展示しています。
トレクスリはフランスやドイツ、イギリスなどで美術を学び、植物学の知識をもとにした専門的なイラストレーションで評価されました。
バラのほか、ツバキやランの花、鳥を描くことを得意とし、アメリカのカーネギー自然史博物館や、パリの国立自然史博物館にも務め、自らも育種に取り組みました。
本展では、さまざまな色や形のバラを描いた37点をお借りして、一堂にご紹介しています。
それぞれの特徴をクリアに描き分ける卓越した水彩画の技術を、ぜひ目の前でご覧ください。
オープンにあわせたように、しだれ梅も満開を迎えています。
アンズの蕾も膨らみつつあり、この先の季節は美術館前の桜並木も楽しみですね。
春のお散歩がてらに、ぜひ美術館でゆっくりとした時間をお楽しみください。
コレクションプラス『花ある絵画』は6月2日(日)まで開催しています。
更新日:2018年10月9日(火) 【展覧会】
こんにちは。すっかり季節は秋になりましたね。
10/6からコレクションプラス『描かれた人々』と同時開催『塩川髙敏 - 尾道を描く-』が始まっています。
この度は、絵画のなかの“人”に焦点を当てて、さまざまな時代や国、素材、技法の多彩な作品をご紹介しています。
皆さんがよくご存知のルノワールやシャガール、ピカソ、セザンヌといった近代フランスの巨匠から、ジュール・パスキン、キール・ヴァン・ドンゲンといったエコール・ド・パリの画家たち、尾道にゆかりの洋画家や、大正・昭和期に活躍した美人画家まで、16名の作家による35点の作品を展示しています。
藤田嗣治は、初期作品と晩年の作品にあわせ、貴重な素描や写生帳、草稿、メゾン・アトリエ・フジタの再現パネルなども展示しています。
画家たちが生きた時代や文化、そこで出会った人々を想像しながら、ひとつひとつの作品の声に耳を傾けていただければ幸いです。
同時開催の『塩川髙敏 - 尾道を描く - 』では、長野県出身で尾道に暮らした画家・塩川髙敏の尾道と瀬戸内の風景画を一堂にご紹介しています。
尾道市立大学の設立以来教鞭をとりながら、風景のなかの光や水の表情を、確かなまなざしでとらえて描き出しました。
この度は、代表作と言えるような大作から、これまであまり展示の機会がなかった小品まで、19点の作品をご紹介しています。
コレクションプラス『描かれた人々』
同時開催『塩川髙敏 -尾道を描く-』
2018年10月6日(土)〜2019年2月19日(日)
開館時間:9:00 - 17:30(入館は30分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/30~1/7)
また、市内のMOU尾道市立大学美術館、サテライトスタジオでも、塩川髙敏展が開催されます。
「浮游 −塩川髙敏展−」
2018年 10月20日(土)〜 12月9日(日)
会場 MOU尾道市立大学美術館・尾道市立大学サテライトスタジオ
開館時間 10:00 - 18:00
休館日 水・木曜日
入場無料
こちらは初期作品なども含め、風景画以外のシリーズも展示されるとのこと。
会期・休館日など異なりますが、ぜひこの機会に各会場をあわせて回ってみてください。