広島県尾道市(しまなみ)の美術館/ポール・アイズピリ、ピカソ、ルオー、小林和作、梅原龍三郎、中川一政、林武などを所蔵。チェンバロによるコンサートやフレンチレストランでの食事も楽しめます。

 
なかた美術館
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親子ワークショップ「夜の仮面づくり」を開催しました

更新日:2019年11月14日(木) 【nakata Labs  なかたラボ】

 

こんにちは!

11月に入って山々の景色は冬に向かっています。

これから全国的に寒くなるみたいですね。

 

さて、先月開催した親子ワークショップ「夜の仮面づくり」の様子をお伝えいたします!

まずは美術館の作品を鑑賞。

アイズピリの描いた、いろんな顔を見てみます。

 

 

目がぐりぐりと見開いていて、笑っているのか悲しいのかわからない表情。

顔の色も水色だったりピンクだったり、まるで仮面をかぶっているように見えます。

 

イメージが膨らんだら、さっそく作り始めます!

材料は折り紙やセロハン、リボン、シール… 

いろんな形に切って台紙にペタペタ貼り付けます。

 

 

初めてのはさみだそうです!

 

 

キラキラのついたモールは大人気でした。

 

 

さて、鏡で途中経過を確認してみましょう…

 

 

なかなかいい感じに仕上がっている表情でしょうか?

 

完成したら、最後に館内で記念撮影をしました。

いかがでしょうか?

 

 

ハロウィンのお化け2人組。

家にやってきたら泣いちゃいます…

 

 

 

マリー・ローランサン「母と子」と仮面の親子。

 

 

 

最後にセザンヌの大きな作品の前で。

演劇のワンシーンのようですね。

 

 

今年も想像を超えた、楽しい?怖い?仮面がたくさんできました。

参加者の皆さん、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

ワークショップ「秋のスケッチブック作り」

更新日:2019年10月3日(木) 【nakata Labs  なかたラボ】

 

9月に開催したワークショップ「秋のスケッチブック作り」の様子をご紹介します。



きっかけは建築家、渡邊義孝さんのスケッチノート。

世界各地を旅して現地の建築物から出会った人々、その日食べたものまで絵と文章で細かく記録されています。

 

 

 

 

今回は紙を数種類用意しました。

水彩に適したもの、ペン画に適したもの...

いくつかの種類の紙を一冊にして、様々な画材に対応できると持ち運びやすいのでは?

と思い用意しました。

 

配合されているパルプやコットンの割合でにじみ具合が変わってきます。

実際に絵具を使って描き心地を確かめてから紙を選びます。

 

 

 

 

紙を選んだら、製本に取り掛かります。

今回は無線綴じ製本を参考にしました。

本来は背表紙に糊を塗って、すべての紙をまとめて製本する手法です。

今回は素早く固まるホットボンドを使いました

 

まずは専用の器具を使って紙をしっかり束ねます。

角がきっちり揃うように丁寧に・・・

 

 

 

 

ボンドがまんべんなく定着するように

のこぎりを使って背表紙に溝をつけます。

ガリガリと均等にスジを入れていくのがポイントです。

 

 

 

 

画用紙を束ねたら、表紙を貼り付けます。

今回は布張りのハードカバーにしました。

スタンプで模様をつけて楽しむのもオリジナルならでは。

 

 

 

 

完成はもうすぐ!

丁寧に作ることが一番の成功の秘訣なので、慎重に作業を進めていきます。

 

 

 

 

 

 

そして一冊のスケッチブックが出来上がりました!

日々、ノートやメモ帳を使ったり、本を読んだりしていますが、

製本ってとっても大変なのですね...!

 

 

 

 

だからこそ、

頑張って作ったスケッチブックは特別な一冊になりそうです。

参加者の皆さん、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

職場体験をしました。

更新日:2019年9月10日(火) 【nakata Labs  なかたラボ】

こんにちは。今年も職場体験を実施しました。

市内の中学校から来てくれた2人に、美術館の仕事を4日間体験してもらいました。


 

 

受付対応、館内の掃除や展示什器の片付け、ポスターの貼り替え、

向島こころの『子ども学芸員の旅 作品展』の点検、

エフエムおのみちのラジオ出演の見学、チラシ配り、

子どもたちが描いた油絵の梱包、などなど…






今年は色々と重なって、たくさんの仕事があったのですが、さらに作品のリサーチをして紹介するブログ記事を書いてもらいました。


 

以下はそれぞれ、2人が書いてくれた記事です。

 


 

 

 

私はこの作品が気になりました。「夕暮れ時の海」というタイトルの絵です。作者はアンドレ・ボーシャンさんで1941年に制作されました。キャンバスに油彩で描かれています。

 

 

鮮やかなグラデーションが特徴の絵で主に空の色がグラデーションになっているなと思いました。太陽は赤色でそこから遠ざかっていくにつれて橙色、黄色、桃色、水色、青色、紺色と色が変化しています。色の変化が綺麗にあらわれていてとても繊細な絵だなと思います。

 

 

 

岩や山のごつごつした感じや雲のもこもこした感じがリアルに描かれていてまるで一枚の写真のようです。

 

 

 

 

太陽の光と月の光が雲や海に映っていて綺麗だなと思いました。

 

 

 

海に3つの船が浮かんでいてその船に人が乗っています。船に乗っている人達は今から旅に出て冒険をするのかなと思いました。

 

最後まで見てくださりありがとうございました。

 

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はじめまして。私は、9月4日〜10日の4日間職場体験をさせていただきました。

特に緊張したのは、受付です。することがたくさんあって大変だなと思いました。貴重な体験が

できて良かったです。

 

私が紹介したいのは、野口弥太郎さんの「風景」です。


 

1960年頃にヴェネツィアをモデルに描かれています。

よく見てほしいのは、人と波です。

 

 

人が右下に小さくいて、細かいところまで丁寧に描かれていて良いなと思いました。一番奥の人達は、家族が一緒に歩いているみたいで面白いです。

 

 

 


波は、白い色ではっきりとあります。太い筆で大胆に描いてあります。

空は、ピンク色で夕方を表していると思いました。グラデーションも全て混ざりきってない感じが

全体のバランスをとっている気がします。

 

薄い色がたくさん使われていて、穏やかな街の雰囲気がして、ずっとみていられます。

 



それぞれの作品を実によく観察して、魅力的な文章を書いてくれました。

楽しく取り組んでくれたようで嬉しく思います。


二人共、4日間おつかれさまでした!

見守っていただいた来館者の皆様、お世話になった尾道の皆様も、どうもありがとうございました。





 

 
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広島県尾道市(しまなみ)の美術館 コレクションは、フランス現代具象画家ポール・アイズピリ、ピエール・クリスタン、エコール・ド・パリを中心としたフランス近代絵画、梅原龍三郎、中川一政、林武ら日本近代絵画、尾道を代表する小林和作、絵のまち尾道四季展招待作家作品など、国内外の洋画を中心とした約200点。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。

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