
更新日:2018年4月21日(土) 【nakata Labs なかたラボ】
4月に入ってから、美術館の庭は日々移ろいでいます。
シャクナゲ、利休梅、キリシマ、ラベンダー・・・
新緑もぐんぐん伸びて、色彩豊かな風景は眺めていて飽きません。
先日の日曜日、
親子ワークショップ「絵と庭の旅」を開催しました。
天気予報は雨だったので心配でしたが、当日は快晴。
みんなで庭に飛び出して、いろんな植物の質感を確かめたり、香りをかいだりしました。
庭にはたくさんの「すべすべ」や「ふわふわ」、「ざらざら」が隠れていました。
地図を見ながら散策して、質感のオノマトペを書いたシールを貼ります。
ツツジの花びらは、どんな手ざわりがするでしょうか?
面白い花のかたちをしたアセビ。
ほんのり甘い香りがしました。
裏山にも登りました。
急な階段の険しい道でしたが、子どもたちも頑張って頂上にたどり着きました。
山には野草がたくさん。
カラスノエンドウやキュウリ草など、いつもは何気なく眺めている小さな草ですが、
よくみるとかわいらしい花を付けています。
庭の花や野草を使って花束を作りました。
どんな風にしようかなと、想像をふくらましながら花束を作ると
普段は目に留めなかった植物も気になります。
バランスを考えながら花束にしていきました。
最後はお花屋さんのように紙で包んで完成!
香りをかいで、手で触って確かめて。
そうすると、美術館に飾っている花の絵からもいい香りがしてきそうです。
参加者のみなさん、ありがとうございました!
更新日:2018年3月13日(火) 【nakata Labs なかたラボ】
3月もまだまだ寒い日が続いていますが、風に運ばれてくる花の香りが春を彷彿とさせます。
先日開催したワークショップ「小さな刺繍、小さなかばん」の様子をお伝えいたします。
今回のワークショップでは、春のお出かけにもぴったりのポーチを作りました。
大判の布を折りたたんで作る、封筒型のポーチです。
今回は展覧会にちなんで、植物の刺繍を施しました。
まずは刺繍の図案を考えます。
今回は植物の写真を参考にしました。
花びらや葉は、想像よりも複雑な形をしています。
茎や枝も、不思議なリズムでしなやかな曲線を描いています。
図鑑をめくって、気にいった植物の形を探します。
写真が決まったら、トレーシングペーパーで輪郭を写し描きします。
それらをポーチにレイアウトして、チャコペーパーを使って布に転写します。
布にほんのりと線が写りました。
そして刺繍を施していきます。
上の写真のバラは、刺繍にするとこんな風になりました。
ひと針ひと針丁寧に縫われています。
今回はこんな風に、シンプルなランニングステッチで刺繍をしてもらいました。
ちいさなお子さんも、スイスイ手慣れた手つきで刺繍をしていました。
みなさん集中されていて、会場はとっても静か。
あっというまに時間が立ちます。
本当にあっという間だったので、タイムオーバーになってしまい完成にはいたりませんでしたが、
みなさんそれぞれのこだわりを持って、素敵な刺繍を施されていました。
鉛筆で書くよりも不便なためでしょうか、
刺繍糸で描く線は、植物の茎や枝の動きに似ているような気がします。
ひと針ひと針丁寧に施された糸の線は、ハッと目を引く美しさがありました。
参加者の皆さん、ありがとうございました!
旅先やピクニックで、完成したポーチを使って頂けたらとおもいます。
更新日:2018年2月4日(日) 【nakata Labs なかたラボ】
2018年もスタートして1か月、
あっという間に立春です。
とはいえ、日本各地で大寒波。。。
普段はあまり雪の降らない尾道も、雪が舞う日が多いような気がします。
それでも美術館の庭の梅の木は、少しずつ膨らみ始めています。
先日開催しました、レクチャー「フランスの食卓」の様子をお届けいたします。
なかた美術館には、本格的なフランス料理が楽しめるレストラン「ロセアン」が併設されています。
私も厨房を覗く機会があるのですが、
毎朝ピリッとした空気の中で魚や野菜が下処理され、
その様子を現したような、飾りすぎない丁寧な料理が提供されています。
そしてロセアンにはワインの知識豊富なソムリエがいます。
美味しいお酒をを飲みながら 、
ワインやアイズピリの故郷であるフランスについて楽しく学べたらと思い開催しました。
まずは「食卓」をキーワードに、作品を鑑賞しました。
大家族だったアイズピリ。
きっと大きな食卓を囲んで楽しく食事をしていたことでしょう。
当日はたくさんの方にご参加いただき、レストランでも大きな大きなテーブルを囲みました。
目の前には、たくさんのワイングラスと特製オードブル。
生ハム、ローストビーフ、帆立のタルタル、ウサギの燻製・・・
どれもワインによく合いそうです。
ワインはアイズピリの祖父の故郷であるバスク地方の白ワイン「チャコリ」と
フランス各地のワインを6種類セレクトしてもらいました。
そして、今回の講師の高原さん。
ロセアンでは、いつも気さくな接客で、ワインの提案をされています。
現場で働くソムリエならではの、いろんな話をして下さいました。
目の前のグラスに少しずつワインが注がれ、
ブドウ品種の違いや、産地の違いをテイスティングしました。
嗅覚を研ぎ澄ませ香りを探る姿は、さながら研究者の様です。
香りを嗅いで、グラスを回して、また嗅いで・・・
どんな香りや味だったのかを、食材や植物などに例えてメモしました。
ライム、ヨーグルト、黒蜜・・・
同じワインでも、三者三様のいろいろな表現がありました。
嗜好は勿論、香りや味の感じ方は人それぞれです。
正解不正解ではなく、テイスティングしながら感じたことをお互いに伝えあうことは
作品鑑賞と通じるものがあります。
参加者の中には日常的にワインをたしなまれている方も多く、
参加者の方からの鋭い質問もあり、より内容の濃いレクチャ―になりました。
みなさん、この日は合計でハーフボトル分のワインを飲まれました!
お昼から飲むしあわせ。。
後半にはお酒の力も相まって、賑やかで楽しい会になりました。
この日の体験や知識が、楽しい食卓のためのエッセンスになればうれしいです。
参加者の皆さん、高原さん、ありがとうございました!