広島県尾道市(しまなみ)の美術館/ポール・アイズピリ、ピカソ、ルオー、小林和作、梅原龍三郎、中川一政、林武などを所蔵。チェンバロによるコンサートやフレンチレストランでの食事も楽しめます。

 
なかた美術館
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ワイン講座「新世界のワイン」を開催しました

更新日:2018年10月13日(土) 【nakata Labs  なかたラボ】

 

朝晩が肌寒くなりました、いよいよ秋本番の様ですね。

9月に開催したワイン講座「新世界のワイン」の様子をお伝えいたします。

 

 

なかた美術館に併設のフレンチレストラン、ロセアンのソムリエが講師となり

テイスティングをしながらワインについて学んで頂くレクチャーの第2弾です。

 

 

このレクチャーの楽しみと言ったら、

色んな種類のワインのテイスティング(みなさんほろ酔いになりまます)と、

ロセアン特製オードブル!

ローストビーフ、アナゴのフリット、魚介のマリネなど、どれもワインにピッタリです。

 

 

講師はソムリエの高原さん。

レストランでは気さくな接客でお客様を楽しませています。

 

 

第1回はフランスのワインがテーマでしたが

今回は世界に目を向けて「新世界のワイン」をテーマにしました。

「新世界」というのは大航海時代に発見され、

植民地などの歴史を経てワイン造りが始まった国のことを指します。

今回はアメリカ、オーストラリア、チリ、日本の4か国のワインをテイスティングしました。

 

 

どんな香りか、酸味や甘みはどんなバランスか、テイスティングをしながら確かめます。

同じ葡萄の品種からできたワインでも、国によって味や香りにかなり違いがありました。

 

こんな風にチャートにチェックを入れていきました。

 

 

ワインの色にも違いがありました。

基本的に、気温の高い場所は白ワインは色が濃くなり、気温の低い場所は薄くなるそうです。

 

 

味覚や嗜好は人それぞれなので、今回の講座では、味覚を分析して、

どんなワインが自分の好みなのか探してもらいました。

 

 

高原さんには、新世界ワインの製造方法の特徴や、ワインが広まった歴史などを教えていただきました。

 

新世界の国ごとに違いを楽しんだ後は、温度変化による味の違いも確かめました。

 

赤ワインもワインクーラーでしっかり冷やしてからテイスティングしました。

本来、冷やすことはタブーとされる赤ワインですが、

ブドウ品種や気候によっては、冷たくするのも楽しむ方法の一つと新発見でした。

 

 

全部でハーフボトル以上のワインをテイスティングしたのですが、

中には、提供してすぐにグラスが空っぽになる方もいらっしゃいました。

会が終わるころにはみなさんほろ酔いで、お隣同士でワイン談義に花を咲かせていました。

すばらしきお酒の力です!

 

参加者の皆さん、高原さん、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

親子ワークショップ「夜の美術館を探検しよう」

更新日:2018年8月11日(土) 【nakata Labs  なかたラボ】

 

今年の夏は、驚くほど暑い日が続いていますね。

 

ということで、少し涼しい時間帯にワークショップを開催しました。

親子ワークショップ 「夜の美術館を探検しよう」 です。

 

 

昼間とは違う環境で作品を鑑賞したら、どんなふうに見えるでしょうか。

スポットライトを消して展示室を暗くしました。 

 

 

そして、子どもたちにこんな懐中電灯を持ってもらいました。

 

 

この形は、植物が葉を空に向けて地面にはっているシルエットで「ロゼット」と呼ばれています。

冬を越すときにこの形になることが多いそう、もしかしたら空き地などで目にしているかもしれません。

当館ディレクターであり出品作家の三上清仁の作品から発想を得ています。 

 

 

暗闇でライトをつけると、葉っぱの一枚一枚の形がくっきり映ります。

 

 

さて、暗闇の中にはどんな作品があるのでしょう。

懐中電灯で照らして探しました。

暗闇のため一部分ずつしか見えませんが、

視野を限定されることによって、作品の細部まで鑑賞できました。

 

 

下からライトを当ててみると、絵の具のボコボコがくっきり見えました。 

 

 

次は懐中電灯をバージョンアップ。

中に透明の折り紙やセロハンを入れてみます。

 

 

すると、色鮮やかなロゼッタが映し出されました。

キラキラとステンドグラスの様で、とても幻想的でした。

 

 

 

そして、閉館後ならではのことをもう一つ。

目だけでなく、体全体を使って作品を鑑賞したいと思い、

「もうひとり」の作品にも使われている大きなブルーシートを展示室一杯に張り巡らせました。

 

 

そしてガバッともぐりこみ、懐中電灯を照らしたり、床を這って石を探したりしました。

シートを仰いでバッサバッサと音もたてました。

 

 

ワークショップの間、子どもたちはお父さんお母さんと作品についてたくさん話をして、

私たちに見つけたことを色々教えてくれました。

大きな声を出したり、寝ころんだり、楽しい夜でした。

 

 

また昼間にもう一度鑑賞すると、新たな発見があるかもしれません。 

参加者の皆さん、ありがととうございました。

 

 

 

 

 

ワークショップ「初夏の色紙づくり」を開催しました

更新日:2018年6月23日(土) 【nakata Labs  なかたラボ】

 

尾道も雨が降り続き、梅雨らしくなりました。

先日開催したワークショップ「初夏の色紙つくり」の様子をお届けいたします。



 
 
今回展示している作品の中に、
絵具を塗った後に引っ掻いたりぬぐったりして描かれている作品があります。
 
ワークショップでは、
絵具とメディウムを混ぜて紙に色を塗り、
割りばしやスプ―ン、定規等を使ってひっかいて模様を施しました。
 
 
 
 
 
 

まずは、画用紙にまんべんなく絵具を塗ります。

 

 

 

 

絵具を2色にしたり


 

 


あらかじめ違う色を塗っておくというアイデアも。

こうすることで、あとで絵具をひっかいたときに、紙そのものの色ではなく一層目に塗った色が顔をだします。


 

 

 

次に、絵具を削って模様を描きます。

 

 

 

 

様々な道具を使いました。

 

 

 


れはケーキのデコレーションに使うヘラ。

しましま模様を引くことが出来ます。

 

 

 

 

なんだか違うなあ、とおもっても

もう一度筆で塗りつぶしてやり直すことが出来ます。

しばらくやり取りして、勢いよく「これでおしまい!」という感覚を楽しみます。

 

 

 

 

完成したらドライヤーで乾かして…

 

 

 

 

最終的にこのようなパネルに仕立てました。

 

黄色と、引っ掻いたことで現れたピンク色の質感の対比が面白いです。

 

 

 

 

 パッと目を引くレモン色。

 

 

 

 

海?船?

想像力をかきたてます。

ピンクのぐねぐねの線が軽やかです。 

 

 

 

 

柄の一部分を切り取ると印象が変わります。

 

 

 

 

線を重ねて描かれたシンプルな作品ですが

風景のようにも見えます。

 

 

 

このほかにも、たくさんの色紙を作りました。




梅雨の合間、絵具をのびのび使って楽しい時間となりました。

参加者の皆さん、ありがとうございました!



 
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広島県尾道市(しまなみ)の美術館 コレクションは、フランス現代具象画家ポール・アイズピリ、ピエール・クリスタン、エコール・ド・パリを中心としたフランス近代絵画、梅原龍三郎、中川一政、林武ら日本近代絵画、尾道を代表する小林和作、絵のまち尾道四季展招待作家作品など、国内外の洋画を中心とした約200点。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。

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