コンサート「宮廷の音楽 バロック舞踊とともに」を開催しました。
更新日:2011年6月23日(木) 【コンサート】
本日、コンサート「宮廷の音楽 バロック舞踊とともに」を開催しました。
古賀 穂南美(こが ほなみ) さんと、彌吉 清孝(やよし きよたか)さんの「バロック舞踊」を、
小田 郁枝さんのチェンバロ演奏と共にお送りしました。
まずはチェンバロ・ソロから。
素早い指さばきで、きらびやかな音色のメロディが奏でられます。
続いて舞踊です。
チェンバロはもともと、バロック時代の宮廷で欠かせない楽器であり、
「舞踊」もまた、宮廷の人々にとって重要な素養のひとつでした。
「メヌエット」はルイ14世が気に入り、流行させた舞曲。
メロディはよく耳にしますが、それが実際のどのように踊られていたのか、
ほとんどの方が初めてご覧になったのではないでしょうか。
優雅なステップと軽やかな跳躍は、バレエと似ています。
コレッリ作曲「スペインのフォリア」では、カスタネットを打ち鳴らし、
華やかで、リズミカルな踊りが披露されました。
こちらが古賀さんご愛用のカスタネットです。
カスタネット=赤と青の教材用のものばかりが浮かんできますが、
ヨーロッパでカスタネットといえばこちら。
雰囲気があって可愛らしいですね。
踊り、伴奏、衣装と、本格的な演出で、中世の宮廷にタイムスリップした
ような気持ちを味わっていただけたのではないでしょうか。
心配していた雨も降らず、多くの方にお越し頂きました。
どうもありがとうございました!!
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次回のチェンバロミュージアムコンサートは
トランペットで奏でるバロック
〜チェンバロとともに〜
【トランペット】三島 明子
【チェンバロ】小田 郁枝
トランペットの三島さんは、2009年のコンサートから再びご出演いただきます。
詳しくはコンサートのページをご覧下さい。
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また、次の26日[日]も素敵なコンサートを予定しています。
リスト生誕200年記念企画
伊藤憲孝ピアノリサイタル
こちらはおのみちアート・コミュニケーション主催。
ディナーもご一緒に楽しんでいただけるコンサートです。
詳しくはこちらのページへ
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なかなか、すっきりしないお天気が続いています。
美術館の絵画と音楽で、日常を忘れるような、楽しい一時をお過ごしいただければ幸いです。
「カメラータ・ヘンゼラー バロック室内楽コンサート」を開催しました。
更新日:2011年3月26日(土) 【コンサート】
本日「カメラータ・ヘンゼラー バロック室内楽コンサート」を開催しました。
チェンバロミュージアムコンサートを始めて丸3年が経ち、今年から4年目となります。
途中でHPも新しくなりましたので、これまでのコンサートを掲載してみます。
(定期的に行っている「チェンバロ ミュージアムコンサート」のシリーズのみ)
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2008年
2/24 第1回 チェンバロミュージアムコンサート
4/27 チェンバロとヴァイオリンの調べ
6/22 歌とチェンバロで描くイギリスの風景
8/24 イタリアの風に乗って
10/26 リコーダーによる古楽の響き
12/25 聖夜の星に導かれて バロックアンサンブルの喜び
2009年
2/22 フランスの作品を集めて
4/26 名曲の玉手箱 美しい魂のひびきを求めて
6/21 愛を歌う チェンバロとともに
8/30 トランペットの輝き
10/25 ヴォーカル・アンサンブルの調べ
12/25 おはなしとチェンバロ
2010年
4/25 チェンバロ・ソロと連弾でつづる バッハ家の音楽
6/20 マザーグースの世界 二重唱で愉しむイギリス・日本のうた
8/22 オーボエの魅力 チェンバロとともに
10/24 イタリアバロックを奏でる 美しいサロンの調べ
12/25 天使のパン
2011年
3/26 カメラータ・ヘンゼラー バロック室内楽コンサート
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こうしてみると、ずいぶん長く続いています。
多くの方に支えられてきたなあと実感しています。
さて今回は特別な編成で、2時間たっぷりと演奏していただきました!
リコーダーはエヴァルト・ヘンゼラーさん、 大津磨由美さん、 坂本洋子さん
チェンバロは、小田郁枝さんと浅田陽子さん。
そして、メゾソプラノ、鈴木美穂さんです。
全てのアンサンブルはもちろん、リコーダーのみのアンサンブルやソロ、チェンバロソロもあり・・・
力強い歌声や、リコーダーの優しい音色、チェンバロの凜とした音色が、
さまざまな組み合わせによって、ゆたかな響きとなって会場を包んでくれました。
あっという間の2時間。
生の音楽に耳を傾けることの感動を、改めて感じたひとときでした。
ご来場いただいた皆様、出演していただいた皆様、どうもありがとうございました!!
なかた美術館では、これからもこのようなミュージアムコンサートを開催し、
バロック音楽をはじめ、素晴らしい音楽をより身近に感じていただける場所でありたいと思っています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
== 次回公演 ==
6/19(日)
宮廷の音楽 〜バロック舞踊とともに〜
【チェンバロ】 小田郁枝
【舞 踊】 古賀穂南美
彌吉清孝
【予定曲目】ペツォールト、メヌエット ト長調
ヘンデル、サラバンド
コレッリ、 スペインのフォリアほか
== == == == == ==
クリスマス ミュージアムコンサート 〜天使のパン〜
更新日:2010年12月25日(土) 【コンサート】
今日は寒くなりましたね。
尾道は良く晴れていたのですが、粉雪が舞っておりました。
そんなホワイトクリスマスに、「クリスマス ミュージアムコンサート 〜天使のパン〜」を開催しましたよ!
【パンフルート】を、中村純さんと、「広島大学パンフルート同好会」のみなさまで。
【チェンバロ】は、小田郁枝さんの演奏です。
いつにもまして、たくさんの出演者に、たくさんのお客様。
本当にありがとうございました!
これがパンフルート。
とても古い楽器で、ギリシャ神話にも登場しています。
元々は、葦を束ねていたとのこと。 今は、竹や木で作られます。
構造は極めてシンプル。 音がとても澄んでいて、良く響きます。
「音の原点」とは、中村さんのお言葉。
クリスマスキャロルや、ライムライトなど、ロマンティックな曲をたっぷりと演奏していただきました。
日本でのパンフルートの普及を目指す中村さん。
普段は、大学で教鞭をとっていらっしゃいます。
なので、なんといってもお話のプロ!
楽器や曲の歴史から、さまざまなエピソードまで、とても勉強にもなる、美術館らしいコンサートでもありました。
可愛らしい同好会のサンタさん達と・・・・
本当にサンタクロースのような中村さん。
素朴で心温まるひとときとなりました。本当に、どうもありがとうございました!
さて、このチェンバロコンサートが始まって、3年が経ちました。
4周年を迎える2011年は、
第一弾として、3月26日(土) 「4周年スペシャル チェンバロミュージアムコンサート」を行います。
出演は、
[リコーダー] エヴァルト・ヘンゼラーさん、 大津磨由美さん、 坂本洋子さん
[チェンバロ] 小田郁枝さん、 浅田陽子さん
[メゾソプラノ] 鈴木美穂さん
いつもより大きな編成で、本格的なバロック室内楽をお送りするプログラムです!
時間など、いつもと少し変えた形で行います。
詳細は、また改めてお知らせさせていただきます。
どうぞお楽しみに!
それでは、みなさま、良いクリスマス&お年をお迎え下さいませ!
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。