チェンバロ クリスマス コンサート『弦で奏でるクリスマス』
更新日:2016年12月26日(月) 【コンサート】
こんにちは。今年も残す所あとわずかになりましたね。
美術館&レストランは、12/28(水)〜1/4(水)年末年始休館 いたします。
どうぞご注意ください。
さて、よく晴れたクリスマスの日にミュージアムコンサート『弦で奏でるクリスマス』を開催しました。
バロックヴァイオリン橘洋介さん、バロックチェロ永瀬拓輝さん、チェンバロ小田郁枝さんのご出演です。
バロックヴァイオリンもバロックチェロも、モダンの楽器とは弦の素材や弓のかたちなどが異なり、軽やかで丸みのある音色が特徴です。
弦を使った古楽器ばかりという編成で、フランスを中心としたバロック時代の楽曲をお届けしました。
まずはチェンバロソロから。
F.クープラン、ラモーなど宮廷音楽家たちが作ったメロディーで、チェンバロのきらきらした音色が楽しめます。
続いてバロックチェロとのアンサンブル。
マッスやボワモルティエのチェロ・ソナタでは、チェンバロの鈴のような音色をチェロの心地よい響きが包み込みます。
そしてバロックヴァイオリンとのアンサンブル。
「ばらの花よりも甘く」は恋の歌。
少し切なく、ドラマティックな音色をヴァイオリンがのびやかに奏でていました。
トリオのアンサンブルでは、より多彩な表情で、それぞれの楽器の魅力が引き出されます。
「さやかに星はきらめき」、「神の御子は」、「きよしこの夜」など、定番のクリスマスキャロルも、
バロックの楽器たちが奏でると、より柔らかくゆったりと、落ち着いて聴こえました。
ご家族連れも多く、嬉しいクリスマスのコンサートになりました。
今年も、このチェンバロの定期コンサートをはじめ、様々なプログラムでたくさんの方にご参加・ご協力をいただきました。
みなさま、どうもありがとうございました。
次回のチェンバロミュージアムコンサートは来年の4月になります。
また近づいたらお知らせしますね。
それまで、来年の1月〜2月はコンサート企画が盛りだくさんです。
1月22日(日)
ヴァイオリン しまなみの春 浪漫コンサートvol.2
金関 環 ヴァイオリンコンサート in なかた美術館
ユーモアを交えた軽妙なトークとともに、クラシックからポップミュージックまで
親しみやすくお届けします。
2月1日(水)
なかた美術館プレミアムジャズコンサート
渡辺貞夫 クインテット 2017
トップミュージシャンの圧巻の演奏を、ぜひライブでご堪能下さい。
2月12日(日)
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ
寺神戸 亮 バロックヴァイオリン・リサイタル
古楽器奏者として世界で活躍する寺神戸亮のソロコンサートです。
珠玉のバッハをお楽しみいただけます。
いずれもコンサートのページにて、詳細をご覧いただけます。
どれもおすすめのミュージアムコンサートですので、ぜひお楽しみに。
チェンバロミュージアムコンサート『ギターとチェンバロ』
更新日:2016年10月23日(日) 【コンサート】
空気が澄んで、音楽を楽しむのにぴったりの季節になりました。
先日の日曜日、チェンバロミュージアムコンサート
『ギターとチェンバロ 二つの弦による雅な響き』を開催しました。
ギターは藤井康生さん、チェンバロは小田郁枝さんの演奏です。
いずれも弦楽器ですが、当館のミュージアムコンサートでは初めての組み合わせです。
しかも90分のプログラムという、いつもよりちょっと贅沢な会となりました。
フレスコバルディ、ヘンデルなどバロックの定番から、
ハープやオルガンのための協奏曲や舞曲をギターとチェンバロのアンサンブルにしたもの。
多くのギター曲を作ったメキシコのマヌエル・ポンセの作品や、
タレガの「アランブラ宮殿の想い出」など親しみやすい楽曲まで。
アコースティックギターの柔らかい音色と、涼やかなチェンバロで、多彩な音楽をお届けしました。
繊細な演奏で、優しく落ち着いた音楽の時間をお楽しみいただけたのではないでしょうか。
出演のお二人、ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。
次回のコンサートはもうクリスマス!(早いものですね…)
12月25日(日)『弦で奏でるクリスマス』
バロックヴァイオリン、バロックチェロ、そしてチェンバロという
王道の組み合わせで、本格的なバロック音楽をお届けします。
クリスマスにぴったりの時間になると思いますので、ぜひご参加ください。
チェンバロ ミュージアムコンサート『かがやく音色』
更新日:2016年8月21日(日) 【コンサート】
真夏の暑さの日曜日、8月のチェンバロ ミュージアムコンサート『かがやく音色』を開催しました。
ジャズのイメージが強いトランペットですが、実はかなり古くからある楽器です。
当館でのチェンバロとの共演は三回目となる三島明子さんをお招きしました。
まずはチェンバロのソロから。
鈴を転がすような心地よい音色に、気持ちが一気に涼やかになります。
続いてトランペットとのアンサンブル。
華やかさと力強さに圧倒され、ぐいぐいと音楽の世界に引き込まれます。
小さなピッコロ・トランペットは、より軽やかで祝祭的な雰囲気に。
イタリア歌曲やソナタでは、トランペットならではの躍動感があふれ、
艶やかさが引き立ちます。
ところが日本の歌を演奏すると、途端にゆったりと懐かしい音色に。
テクニックもさることながら、曲によって様々な表情が感じられ、
馴染み深い楽器の、新たな魅力に気付かされた時間でした。
暑い中、また遠方よりお出かけくださった皆様、どうもありがとうございました。
次回は10月23日(日)
ギターとチェンバロは、どちらも弦を弾いて音を奏でる楽器ですが、
当館では初めての共演です。
この頃には、少しは涼しくなっているでしょうか…
音楽の秋を堪能できるのが待ち遠しいですね。
もう一つお知らせを。
明日8月22日(月)から29日(月)まで併設レストラン共々、夏期休館となります。
お出かけの際は、どうぞお気をつけくださいませ。
暑い毎日ですので、皆様どうぞ体調に気をつけて、
できるだけのんびりお過ごしくださいね。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。