親子ワークショップ「春の食卓」を開催しました。
更新日:2017年3月20日(月) 【nakata Labs なかたラボ】
春分の日も過ぎ、少しずつ暖かさを感じるようになりました。
こんな季節は、おにぎりやサンドイッチを持って外でごはんを食べたくなりますね。
先日、親子ワークショップ「春の食卓」にて、ピクニックにぴったりのランチョンマットを作りました。
今回のワークショップではステンシルを体験してもらいました。
アクリル絵具と専用の筆を使って、ポンポンと色を付けていきます。
こんな風にくっきりうつりました。
クラフト紙のように、色の濃い素材でもくっきり。
同じ図柄を色を変えながら何度も配置することによって、アイデア次第で様々なパターンをつくることができるのも、ステンシルのおもしろいところです。
一つの図柄をいくつも配置して、模様をつくったり、
女の子を二人並べて双子を連想したり。
今回はステンシルの型も、皆さんにつくってもらいました。
コピー用紙で実験してから、本番用の型紙を切り抜きます。
紙を二つ折りにしてから切るので、左右対称のデザインにしなければなりません。
木ができました。
もう一つは…
足をそろえて立つ女の子です。
いろんなモチーフを組み合わせると、
どこかの風景が連想されます。
こちらの方は模様を連続して組み合わせています。
パターン集を参考にして、アイデアをだしてもらいました。
こんな風に出来上がりました。
アフリカの布、「カンガ」をイメージして作られました。
いろんなカンガの図柄を見てみると、黒をところどころに入れている図柄が多かったので
少しだけ黒を入れてみたら、グッと引き締まりました。鮮やかな黄緑やピンクもバランスよく配色してあります。
同じ型でも、色の違いで印象が変わりますね。
ワークショップ中は「とんとんとんとん」という音だけが静かに響き渡り、
まるで工房のようで、心地よいじかんでした。
そして、いろんな花が咲き始めた美術館の庭を眺めながら、はやくお弁当を持って出かけたいとうずうずしています。
参加者の皆さんも、今回作ったランチョンマットを使って日々の食卓をより楽しい時間にしてもらえたらとおもいます。
ありがとうございました!
開館20周年記念? 『フランスの画家たち -エコール・ド・パリを中心に-』
更新日:2017年2月26日(日) 【展覧会】
ずいぶん久しぶりのブログ更新になってしまいましたが・・・
なかた美術館は、今年で開館20周年を迎えました!
1997年の開館以来、20年といえば、赤ちゃんが成人式を迎える年月です。
これまで多くの方々に、当館での展覧会やイベントなどにご参加、ご協力いただきながら歩んできました。
みなさま本当にどうもありがとうございました。
そして、これからも末永く見守っていただければと思います。
そんな今年は一年間かけて、美術館の礎となっているコレクションを、テーマ毎にご紹介する展覧会を行なっていきます。
第一弾として、今週末から 開館20周年記念? 『フランスの画家たち -エコール・ド・パリを中心に-』がオープンしています。
ヴァン・ドンゲン、キスリング、シャガール、藤田嗣治ら、20世紀初頭パリに集まった
「エコール・ド・パリ」と呼ばれる画家たちを中心に、
フランスの近代美術を代表するコローやルオー、ルノワールなど
そのほか画家ポール・アイズピリの作品も含め、56点の作品が一堂に会しています。
コレクションのオールスターが集まったようで、なかなかの見応えなのではないでしょうか。
この度はパリの地図や、画家の言葉もあわせてご紹介しています。
パリで育まれた文化や、それぞれの画家たちの思いを想像しながらお楽しみいただければ嬉しいです。
またワークショップなども色々と企画していますので、詳細はこのブログや
開館20周年記念? 『フランスの画家たち -エコール・ド・パリを中心に-』
会期は6月4日(日)まで。ご来館お待ちしております。
チェンバロ クリスマス コンサート『弦で奏でるクリスマス』
更新日:2016年12月26日(月) 【コンサート】
こんにちは。今年も残す所あとわずかになりましたね。
美術館&レストランは、12/28(水)〜1/4(水)年末年始休館 いたします。
どうぞご注意ください。
さて、よく晴れたクリスマスの日にミュージアムコンサート『弦で奏でるクリスマス』を開催しました。
バロックヴァイオリン橘洋介さん、バロックチェロ永瀬拓輝さん、チェンバロ小田郁枝さんのご出演です。
バロックヴァイオリンもバロックチェロも、モダンの楽器とは弦の素材や弓のかたちなどが異なり、軽やかで丸みのある音色が特徴です。
弦を使った古楽器ばかりという編成で、フランスを中心としたバロック時代の楽曲をお届けしました。
まずはチェンバロソロから。
F.クープラン、ラモーなど宮廷音楽家たちが作ったメロディーで、チェンバロのきらきらした音色が楽しめます。
続いてバロックチェロとのアンサンブル。
マッスやボワモルティエのチェロ・ソナタでは、チェンバロの鈴のような音色をチェロの心地よい響きが包み込みます。
そしてバロックヴァイオリンとのアンサンブル。
「ばらの花よりも甘く」は恋の歌。
少し切なく、ドラマティックな音色をヴァイオリンがのびやかに奏でていました。
トリオのアンサンブルでは、より多彩な表情で、それぞれの楽器の魅力が引き出されます。
「さやかに星はきらめき」、「神の御子は」、「きよしこの夜」など、定番のクリスマスキャロルも、
バロックの楽器たちが奏でると、より柔らかくゆったりと、落ち着いて聴こえました。
ご家族連れも多く、嬉しいクリスマスのコンサートになりました。
今年も、このチェンバロの定期コンサートをはじめ、様々なプログラムでたくさんの方にご参加・ご協力をいただきました。
みなさま、どうもありがとうございました。
次回のチェンバロミュージアムコンサートは来年の4月になります。
また近づいたらお知らせしますね。
それまで、来年の1月〜2月はコンサート企画が盛りだくさんです。
1月22日(日)
ヴァイオリン しまなみの春 浪漫コンサートvol.2
金関 環 ヴァイオリンコンサート in なかた美術館
ユーモアを交えた軽妙なトークとともに、クラシックからポップミュージックまで
親しみやすくお届けします。
2月1日(水)
なかた美術館プレミアムジャズコンサート
渡辺貞夫 クインテット 2017
トップミュージシャンの圧巻の演奏を、ぜひライブでご堪能下さい。
2月12日(日)
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ
寺神戸 亮 バロックヴァイオリン・リサイタル
古楽器奏者として世界で活躍する寺神戸亮のソロコンサートです。
珠玉のバッハをお楽しみいただけます。
いずれもコンサートのページにて、詳細をご覧いただけます。
どれもおすすめのミュージアムコンサートですので、ぜひお楽しみに。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。