NAKATA MUSEUM COLLECTION 「風景考」
更新日:2015年10月18日(日) 【展覧会】
こんにちは!季節はすっかり秋ですね。
晴れた日は、美術館の庭に差し込む光も風も、澄み渡って、とても気持ちが良いです。
さて、展覧会は NAKATA MUSEUM COLLECTION 『風景考』がはじまっています。
コレクションの風景画を様々な角度からご紹介する展覧会です。
コローにはじまり、20世紀の画家たちの作品へ。
日本の山や海、四季を描いた作品など・・・
自然のなかから、画家たちがみつけた「色」や「光」を感じてみてください。
尾道にアトリエをかまえた小林和作の作品も、秋から春にかけての風景画を中心に多数展示しています。
NAKATA MUSEUM COLLECTION 『風景考』は来年2月7日(日)までの開催です。
10/24(土)にはnakta Labsのワークショップ「色の標本箱」を開催します。
時間:13:30〜15:00
定員 : 10名
参加費:1,500円
持ち物:絵の具セット(透明水彩など)、鉛筆、ペンなどの画材
この季節の風景や、絵画のなかには、たくさんの色があります。
それぞれの色をよく見て、色の標本をつくりませんか。
どんな色が使われているか、色の作り方や名前を見つけていきましょう。
お好きな色を探しに、ぜひご参加下さい。
第8回「子ども学芸員の旅」作品展
更新日:2015年9月13日(日) 【子どもと美術館】
9/5(日)〜13(日)に、第8回「子ども学芸員の旅」作品展を開催しました。
すっかり終了後で申し訳ないですが、ブログでもご報告を。
申し訳ないついでに・・・twitterにて、いろいろと日々の情報を更新しています。
よりリアルタイムな情報をお届けしていますので、ぜひチェックしてみてください。
(twitterに登録していない方でも、ホームページを見るように閲覧することができます。)
今年は初めて「むかいしま市民センターこころ」を会場に!
夏休みに行った「子ども学芸員の旅」でのワークショップの様子や作品などを展示しました。
尾道をイメージしたジオラマや・・・
子ども達が思い思いに絵付けをしたカップ、
耕三寺境内の仏像をめぐったマップやスケッチ、
平山郁夫美術館でつくった展覧会計画などなど・・・、盛りだくさんの内容です!
なかた美術館で子どもたちがリサーチしてくれた調書も、かっこよくファイルに綴って展示しましたよ。
そして例年同様、子ども学芸員たちも展示作業に参加し、元気いっぱいに飾り付けてくれました。
今年は早くも秋模様なので、夏の思い出を閉じ込めたような展示は、よりきらきらと輝いて見えます。
はつらつとした作品や、写真の中の子どもたちの楽しそうな表情、
ワークショップにとりくむ真剣なまなざしには、思わず引き込まれるようで、
たまたま通りがかった方も、足をとめてじっくり見てくださっています。
初日を含む週末には「尾道子ども科学展」と同時開催の効果もあり、500名以上の方がご来場くださいました!!
また、この「こころ」には支所としてだけでなく、公民館や子ども図書館などの機能もあります。
公民館活動も盛んとのことで、100以上も講座があるそうです!!
実際にたくさんの方が、講座で使うであろう様々な道具を持って来館していたり、
芝生広場やロビーでくつろぐ姿を見て、本当に憩いとよき学びの場になっているんだなあと感じました。
たくさんの方に、尾道市内に、6つもの美術館・博物館があること、
お互いに連携していることを知って頂く、よい機会にもなったかなと思います。
子ども連れでいいのかな?と、遠慮されがちな美術館ですが、なかた美術館は大歓迎です。
当館はバリアフリーがなかなか進んでいないのですが、スタッフができる限りお手伝いいたします。
小学生対象の絵画教室や、親子でご参加いただけるワークショップも企画していますので、
お子さまと一緒に、気軽におでかけいただければうれしいです。
親子ワークショップ「パピエ・コレで街づくり」を開催しました
更新日:2015年8月30日(日) 【nakata Labs なかたラボ】
ひと雨ごとに涼しくなっている尾道です。
秋の気配を感じる8月最後の土曜日、親子ワークショップ「パピエ・コレで街づくり」を開催しました。
パピエ・コレとは、フランス語で「糊の付いた紙」の意味で、色紙や、新聞紙などを貼り付けて構成された作品や
技法のことを言います。
今回のワークショップでは、様々な種類の色紙や包装紙に加えて、
展示している作品を白黒に印刷した紙も材料として使いました。
支持体となるのはじゃばらの本のような厚紙。半立体のパピエ・コレを作ります。
小さいころドールハウスで遊んだ時のように、建物の奥行きを感じることで、より想像力が湧きますよね。
まずはじめにウォーミングアップとして、「かたちさがし」を行いました。
さんかく、しかく、かまぼこ型を展示されている絵の中から見つけます。
さんかくは屋根にたくさん隠れていました。しかくは窓や扉、かまぼこ型は絵の中を歩いている人の帽子!
みんな絵をじーっくり見て、大人が見つけられなかった小さなところまでたくさんのかたちを見つけてくれました。
少しほぐれたところで、パピエ・コレの始まりです。
なかなか聞き慣れない言葉なので、みんなはじめは戸惑うかな?と心配していましたが、
そんな私の心配はすぐに吹き飛ばされました。
子どもたちは材料を手に取った途端、どんどん手を動かし、まちづくりを始めていきました。
折り紙を切って貼り付けたり、厚紙に穴をあけて窓にしたり。
展示作品に登場する街を組みあわせたり。
お菓子の街やおおきな金色の太陽の街、雷雨降り注ぐ嵐の街。
川が流れて、船が泳いで、空には飛行機、雷、しゅりけん!…手裏剣?
ポコポコ溢れるように作り出され変わっていく街並みは、年月の流れさえも感じさせます。
なんとなかた美術館を作ってくれた子もいました!入口があって、受付があって、そして階段!
細かい所まで再現されています。
子どもたちが作ってくれた街は、カラフルだったり、いろいろな形の建物や窓があったりとっても楽しそうです。
こんな街を訪れてみたいですね。
いったいどんな人が暮らしているのでしょう。
参加者の皆さん、ありがとうございました!
子どもたちやお母さんの夏休み最後の思い出になってくれていたらうれしいです。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。