広島県尾道市(しまなみ)の美術館/ポール・アイズピリ、ピカソ、ルオー、小林和作、梅原龍三郎、中川一政、林武などを所蔵。チェンバロによるコンサートやフレンチレストランでの食事も楽しめます。

 
なかた美術館
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第6回 子ども学芸員の旅 作品展のお知らせ

更新日:2013年9月10日(火) 【子どもと美術館】

9月18日(水)から始まる「第6回 子ども学芸員の旅 作品展」をお知らせします。


 

 


夏休みに、一泊二日で行った「第6回 子ども学芸員の旅」のワークショップで制作した作品を展示します。

これまでは毎年、当美術館の展示室にて行っていた同展ですが、もっと多くの方に見ていただきたい!ということで、

今年は、JR山陽本線[尾道駅]から徒歩1分 入館無料!の 「しまなみ交流館」の1階ギャラリーにて開催します!


手の影を写し撮った日光写真、絵を“料理”した立体作品、絵付けをしたカップ、

そのほか、プログラムの様子を紹介する写真などなど・・・





なかた美術館で、子どもたちがペアで作った「着る風景」のTシャツも展示します。

 

 


展示作業は 9月16日(月・祝) 9:00〜17:00に行います。

子ども学芸員のみなさんも、それぞれ自由に参加できる時間に来てくれることになっています。


 

第6回 子ども学芸員の旅 作品展

会期:9月18日(水)〜28日(土) 

★9月24日(火)休館
★9月19日(木)午後15:30から20日(金)及び、25日(水)は、
ギャラリーコンサートのため、一部展示が見づらくなっております。何卒ご了承ください。

開館時間:午前9時〜午後5時(最終日は午後4時まで)

★入場無料

会場:しまなみ交流館(テアトロシェルネ) 1階市民ギャラリー
   広島県尾道市東御所町10−1
     http://www.city.onomichi.hiroshima.jp/www/section/detail.jsp?id=1158

★JR山陽本線尾道駅から徒歩1分

お問い合せ:0848-23-2281(尾道市美術館ネットワーク事務局)

主催:尾道市美術館ネットワーク
   尾道市立美術館、MOU尾道市立大学美術館、なかた美術館、圓鍔勝三彫刻美術館、平山郁夫美術館、耕三寺博物館
特別協賛:尾道ロータリークラブ、尾道東ロータリークラブ、因島ロータリークラブ、瀬戸田ロータリークラブ、国際ソロプチミスト尾道
助成:公益財団法人エネルギア文化・スポーツ財団   協力:本因坊秀策囲碁記念館   後援:尾道ケーブルテレビ、尾道エフエム放送

 

ブログでは紹介しきれない旅の魅力がいっぱい伝わると良いなと思っています。

みなさま、ぜひ会場をのぞいてみてくださいね。

 

 

 

ちなみに本日、9月10日(火) 18:00過ぎから、FMおのみちさんにゲストで呼んでいただきます!

この展覧会のことや、旅のことも、詳しくお話しします。

ウェブラジオでも聴けるみたいですので、ぜひどうぞ http://www.fmo.co.jp/




 

「シチリアーナ」開催しました。

更新日:2013年8月11日(日) 【コンサート】

毎日毎日、本当に暑いですね。

ぐったりしてしまいますが、そんな暑さを吹き飛ばすべく!

チェンバロミュージアムコンサート「シチリアーナ」を開催しました!

 

地中海に旅したような気分・・・とまではいかないかもしれませんが、

ひととき、暑さを忘れるような優雅な演奏をお届けできたのではないでしょうか。



今回、出演者の古楽アンサンブル「ラ・リューティステ」の皆さんは、

なんと、はるばる大阪から来てくださっています。

「ラ・リューティステ」とは、フランス語で“リュート弾き達”という意味。

大阪を拠点に、リュート奏者の高本一郎さんの指導のもと、活動していらっしゃいます。

小田郁枝さんと合わせて総勢11名。

一枚の写真に皆さんを収めるのもなかなか難しい、なんとも迫力ある楽団です。


 

 

今回使われた楽器は、なんと全11種類!!

日本の琵琶にそっくりなリュート

大型のリュートで、低い音が出るテオルボ

リュートと同時期にスペインで使われたヴィゥエラ

弦が5本のバロックギター

中世のバグパイプ

リコーダーもソプラノ、アルト、テナー、バス

そしてチェンバロとイタリアンヴァージナル。

さらにソプラノの歌声が加わって、おそらく、これまでで一番楽器の種類が多いコンサートだったのではないでしょうか。


 

 

コンサートのタイトルにもなった「シチリアーナ」は、初期バロックの舞曲のひとつ。

ゆるやかなリズムが特徴で、リュートの心地よい音色と、すこし寂しげなリコーダーの音色が、たゆたう波のように響きます。


この他、離れる街や人々への思いを歌った「インスブルックよ、さようなら」、

16世紀にスペインの王宮で流行した「私のいい人」

バグパイプが印象的な、今年で生誕450年のジョン・ダウランドによる「今こそ別れの時」などなど

1500年代を中心にして、ソロや合奏で、ヨーロッパ各国の華やかな楽曲を演奏していただきました。

 

途中、高本さんによる質問コーナーも。

 


リュートやバロックギターなど、すこし音が小さいのですが、

バロックの頃は、今のように大きなホールで大勢の人に向けて演奏されるのではなく、

王様が寝る前なんかに聞いていたんだそうです。

確かに、うっとりいい夢が見られそうな、柔らかくて優しい音でした。


 

空間いっぱいに響くバロックの音色、みなさまお楽しみいただけましたでしょうか?

出演者のみなさま、お越し頂いたみなさま、どうもありがとうございました!


次回のチェンバロミュージアムコンサートは10月27日(日)

スペインのフォリア チェンバロと弦の響き

 

 

バロックの弦楽器とチェンバロでお届けします。

どうぞお楽しみに!

 

第6回「子ども学芸員の旅」を開催しました!

更新日:2013年8月3日(土) 【子どもと美術館】

7/31(水)〜8/1(木)に、尾道市美術館ネットワークの企画

「子ども学芸員の旅」を開催しました!

尾道市内の7つの美術館・博物館や文化施設を巡る一泊二日の旅、第6回目です。

今年は尾道市内の15の小学校から、48名が参加してくれました!



それぞれのプログラムはこんな感じ…↓


耕三寺博物館&平山郁夫美術館・・・鳴龍を探せ!

本因坊秀策囲碁記念館・・・囲碁の石取りゲーム

圓鍔勝三彫刻美術館・・・カップに絵付けをしよう

尾道市立美術館・・・日光写真を撮ろう

尾道市立大学美術館・・・絵を料理する

なかた美術館・・・・着る風景

 

子どもたちには、二日間でこれらのワークショップを体験してもらいます!

今回はこれまでとコースを逆にしてみました。1日目は、まず生口島へ。

 

平山郁夫美術館と耕三寺博物館の合同ワークショップから始まり、

サンセットビーチでの水遊びの後、因島・本因坊秀策囲碁記念館というコースです。



「鳴龍を探せ!」は、チームで色んな場所を巡りながらクイズの答えを探していって、

隠された『鳴龍』を見つけよう!というクイズラリーです。


 

 作品をじっくり鑑賞する力や粘り強さ、フットワークの軽さが求められる、学芸員らしい内容で幕を開けました。


そして暑い中歩き回った体を、サンセットビーチでクールダウン!

リフレッシュしつつ、さらにみんな仲良くなれたかな?



因島では、本因坊秀策囲碁記念館に立ち寄り、囲碁の基本ルールを応用した「石取りゲーム」で遊びます。

尾道市の“市技”である囲碁。これがなかなか白熱して面白いのです。



宿泊は、御調の「ふれあいの里」です。

日本美術と囲碁と海の美しさと緑いっぱいの御調まで・・・。

色んな意味で、尾道市の広さを実感する一日でした。

 

2日目は、圓鍔勝三彫刻美術館からスタートし、二手に分かれて旧市街にある

尾道市立美術館、尾道市立大学美術館、なかた美術館を巡ります。


圓鍔勝三彫刻美術館では、陶芸家の金野光賀さんの指導のもと、

磁器の湯のみに、カラフルな絵の具で絵付けをしました。





焼き上がりが楽しみですね。


電動ろくろも体験しました!

みんな集中して、良い形ができていましたよ。



尾道市立美術館では「日光写真」を撮りました。

影を写しとります。



手と太陽の光だけで、色んな作品ができるなんて、不思議ですね。

青い色と、予想を裏切る形がとても綺麗です。



そして、MOU尾道市立大学美術館。

このときは私が同時になかた美術館でワークショップ中だったので、写真だけ・・・。

 

 

 


内容については、ぜひMOU尾道市立大学美術館さんのブログをご参照ください!

「絵を料理する」面白そうですねえ。

毎年こちらと当館は時間がかぶっていて、私が参加できないのが悔しいところです。


さてさて、当館は先日行った「着る風景」を行いました。



二日間で、色んな風景を感じてきた子ども学芸員たちに、風景をつくってもらいました。

 


今回は特に「二人で二枚のTシャツ」ということを意識して、

それぞれペア同士で、しっかり協力してもらったのもポイントです。




 

思い思いの、つながる風景ができました!


 

 



 

子ども学芸員達は、二日間、盛りだくさんの内容を本当にがんばってやりきってくれました。

美術館や博物館を、身近でたのしい場所として感じてもらえたかなと思います。

 

 

 

また、違う小学校や学年の仲間たちと一緒に協力していく中で、新しい友達ができた子もたくさん見られました。

たくさんのワークショップが、そのきっかけとして、想い出に残っていけば嬉しいです。

 

 

 

私たちスタッフも元気をもらった、楽しい二日間でした。

参加してくださった皆さん、ご協力いただいた皆様方に、心より御礼申し上げます!


そして今年の作品展は、9月18日(水)〜9月28日(土)

「しまなみ交流館」1階のギャラリーにて行います。

また詳細をお知らせしますので、子ども達の作品や、旅の成果を見に

足を運んでいただければ嬉しいです。


 

 
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広島県尾道市(しまなみ)の美術館 コレクションは、フランス現代具象画家ポール・アイズピリ、ピエール・クリスタン、エコール・ド・パリを中心としたフランス近代絵画、梅原龍三郎、中川一政、林武ら日本近代絵画、尾道を代表する小林和作、絵のまち尾道四季展招待作家作品など、国内外の洋画を中心とした約200点。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。

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