広島県尾道市(しまなみ)の美術館/ポール・アイズピリ、ピカソ、ルオー、小林和作、梅原龍三郎、中川一政、林武などを所蔵。チェンバロによるコンサートやフレンチレストランでの食事も楽しめます。

 
なかた美術館
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少し雨が心配な6月末の日曜日でしたが、お天気も無事で、

ミュージアムコンサート「ソプラノとチェンバロで奏でる 星めぐりの歌」を開催しました。



ソプラノの大橋聡恵さん、チェンバロの小田郁枝さん、お二人の共演です。 

本格的なイタリアの古典歌曲から、日本のなつかしい唱歌、新しい歌までお届けしました。

 

伸びやかなソプラノを間近にして、人の声でここまで表現できるなんて…!という驚きとともに、会場はうっとりした雰囲気に包まれました。

歌声に寄り添うチェンバロの音色もきらきらと輝くようです。

 


恋の喜びや悲しみを高らかに謳ったイタリアの古典歌曲、四季を謳った日本の歌、ユーモアあふれる現代曲まで、

大橋さんのチャーミングな歌声に、気持ちまで明るく晴れやかになりました。

 

 

 

イタリアから日本まで旅するようなプログラムは美術館で開催中の展覧会『海と旅』の内容とも重なって、とても素敵なひとときでした。

出演のお二人、ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。


 

 

次回は、毎年夏に恒例となっている 親子コンサート です。

『いばら姫 -おはなしとヴァイオリンでおくるグリム童話の世界₋』


 



おなじみのグリム童話から【いばら姫】と【ブレーメンの音楽隊】をお話しします。

場面を盛り上げるパフォーマンス、ヴァイオリンとチェンバロの共演です。

チケットは大人1,000円、子ども(小中学生)500円(未就学児童無料)

夏休みの思い出に、ぜひご参加ください。

 

 

 

コレクションプラス『海と旅』がはじまりました。

更新日:2019年6月13日(木) 【展覧会】

6月8日(土)からコレクションプラス『海と旅』が始まりました。

南仏やヴェネツィア、尾道などの海を描いた風景画と、画家たちが旅をして描いた作品をあわせて67点展示しています。


 

 

南仏サントロペを愛したポール・アイズピリの作品

ノルマンディー生まれの画家ラウル・デュフィの作品や、

物語から想像をふくらませて描いたアンドレ・ボーシャンの海をご覧いただけます。


 


また尾道を拠点にして、日本各地を旅し、風景を描き続けた小林和作の作品や、

尾道ゆかりの画家として村上選氏、高田三徳氏が描いた異国の風景画、

“旅する建築家”の渡邉義孝氏によるスケッチノートなどを展示しています。


 



 


遠くへ行くことは日常からの解放であり、感覚を研ぎ澄ませる時間でもあります。

旅はそのまま画家たちの歩みともつながります。

彼らが見つめた海と港、船、街並み、さまざまな土地の歴史や暮らしなど、いっしょに旅をするようにお楽しみいただければ嬉しいです。


夏休みにあわせた様々なワークショップも企画しています。

ぜひこの機会に足をお運びください。



コレクションプラス『海と旅』

開催中〜10/6日(日)まで

詳細やワークショップのおしらせは、展覧会のページでもご覧いただけます。


 

 

 

ワークショップ「春の標本作り」を開催しました

更新日:2019年5月30日(木) 【nakata Labs  なかたラボ】

 梅雨を通り越して夏が来たような暑さです。

 先月開催したワークショップ「春の標本作り」の様子を報告いたします。

 

昨年も開催したガーデントーク。

植物の先生をお招きしてのレクチャーです。

今回は特別編として、植物の標本のつくり方を教えていただきました。

 

 

今回作ったのは、講師の濱田先生が手に持っていらっしゃるような「押し葉標本」。

押し花、私も小さい頃に分厚い漫画本に挟んで作っていましたが、

今回は押し花を研究材料として残すときのテクニックを教えていただきました。

 

まずは庭を散策して、気に入った植物を採取します。

 

 

裏山にも登ると、さらにいろんな種類の植物に出会えました。

 

 

「雑草」とひとくくりにしてしまう小さい植物も

よく見ると色んな形があり、おもしろいですね。

 

 

普段は気づいていなかった植物を色々見つけることが出来ました。

 

 

 

 

採取した植物は根を洗ってきれいにします。 

 

 

その後、新聞紙と板を使って丁寧に挟んで、紐をぐるぐる巻きにして圧をかけます。

10日間、吸水用の新聞紙を毎日取り換えることが、綺麗な色を保つ方法だそう。。。!

 

 

あれから一カ月近く。

スタッフが作った標本がこちらです!

 

 

途中、忙しさにかまけて、新聞の交換を忘れた時も・・・

それでも何とか出来上がりました!

 

 

葉の色がもう少し鮮やかになったかもなあ、と反省しつつ、

台紙に張ってラベルをつけると、植物の形の綺麗さが際立ちます。

 

 

 

 

図鑑にしてもいいし、額に入れるのも良いかもしれません。

自宅の庭や、道ばた、旅先などで、ちょこちょこ押し葉標本を集めていくと楽しいですね。

参加者の皆さん、濱田先生、暑い中ありがとうございました。

 

 

 
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広島県尾道市(しまなみ)の美術館 コレクションは、フランス現代具象画家ポール・アイズピリ、ピエール・クリスタン、エコール・ド・パリを中心としたフランス近代絵画、梅原龍三郎、中川一政、林武ら日本近代絵画、尾道を代表する小林和作、絵のまち尾道四季展招待作家作品など、国内外の洋画を中心とした約200点。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。

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