広島県尾道市(しまなみ)の美術館/ポール・アイズピリ、ピカソ、ルオー、小林和作、梅原龍三郎、中川一政、林武などを所蔵。チェンバロによるコンサートやフレンチレストランでの食事も楽しめます。

 
なかた美術館
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「コレクション語り Ⅰ」 がはじまりました。

更新日:2025年3月26日(水) 【展覧会】

 

季節が巡り、美術館も装いを新たにしました。

 

 

 

新しい展覧会のタイトルは「コレクション語り Ⅰ」(これくしょんがたり、と読みます)

 

 

 
 
今回は、学芸員だけではなく美術館スタッフがそれぞれ思い入れのある作品を選び、
 
作家との思い出や特別なエピソード、個人的な見方なども交えながら語った解説文とともに展示しています。
 
 
 
 
 
ポール・アイズピリ、ピエール・クリスタンといった、当館ではおなじみの作家の作品から、
 
カミーユ・コローやルノワール、マリー・ローランサンといったフランス近代の作品、
 
香月泰男や中川一政、林武、三岸節子など日本の近代絵画まで、
 
多彩なコレクションをいつもとは少し違う視点からお楽しみいただければ、と企画しました。
 
 
 
 
 
 
尾道ゆかりの画家をご紹介する「小林和作記念室」も、春から夏に向けての作品に入れ替えました。
 
 
 
 
 
展覧会の作品解説としては長めの文章が並んでいますが、皆様ゆっくりと足を留めて、読みながら楽しんでくださっているようです。
 
 
 
 
 
いつもご覧いただいている方にも、初めてお越しいただく方にも、少しでも多くの作品と、新しい思い出をつくっていただければ幸いです。
 
 
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「コレクション語りⅠ」
 
会期 = 開催中〜8/31(日)
休館日= 月曜日(祝日の場合は翌日)
観覧料 = 一般:800円
団体(20名以上)・前売り・障害者割引:500円、学生:300円
小学生以下、尾道市内の学生無料
 
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ワークショップ「あたたかなオーナメント」を開催しました

更新日:2025年1月9日(木) 【nakata Labs  なかたラボ】

 今年は寒い寒い冬が続いていますね。

12月、毎年恒例のワークショップとなっている「あたたかなオーナメント」を開催しました。

 

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恒例とは言え、小さなお子様や初めての方から、色々とチャレンジしたい!という方まで、

簡単に作れるように、かつアイデア次第で応用ができるように……と、

いつも新しい素材や技法を試しながら、準備しています。

 

今回は丸いフェルトをたくさん用意しました。

切ってくるっと丸めると、円錐形が作れます。

 

 

ツリーやベル、帽子にも見えます。

 

 

ひとつでも、重ねても、つなげても。

 

 

 

フェルトや毛糸などを触っているだけで、気持ちもふわふわ、あたたまりますね。

 

 

 

 

 

そして、去年このワークショップでは、三角やひし形の板を用意したのですが… ↓

 

 

一年越しに、この板の余りを使った圧倒的力作が……

 

 

こちら!!!

 

 

もちろんツリーの上に飾るのが正解ですよね。

(青と赤のリバーシブルになっています)

 

ちなみに今年も、余った材料は繰越しします。

 

年々、このワークショップの創作の可能性が広がっていることを実感しました。

 

というわけで、リピート参加、おすすめです…!

次の冬、皆様のご参加お待ちしています。

 

 

お家に集まる機会の多いこの季節、ぜひ手作りのオーナメントで、お部屋をあたたかく、楽しく、彩ってくださいね。

 

 

 

ワークショップ「秋色のクレヨンを作ろう」を開催しました

更新日:2024年11月24日(日) 【nakata Labs  なかたラボ】

 

美術館の庭の木々が色づいてきました。

 

今年はなかなか秋が来ないなあと思っていましたが

季節はちゃんと巡ってくるものなのですね。

 

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そんな美しい秋の色を参考にしながらクレヨンを手作りしました。

茶色、黄色、赤色と華やかな色彩ではないけれど

じんわりと暖かい色のクレヨンです。

 

 

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まずは庭に出て、紅葉した落ち葉や木の実を探しました。

 

パッと鮮やかな色彩のものから鈍い色彩だけど美しい色調のものまで

たくさん探すことができました。

一枚ずつ色合いの異なる葉っぱ。

どれも見ても飽きのこない、不思議な模様をしています。

 

今回のクレヨンの土台になるものはミツロウ。

蜂が作る天然の「蠟(ろう)」です。

 

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描画材は基本的に、

色の素となる「顔料」と糊材を混ぜて作られていますが

クレヨンの場合はミツロウに顔料と少しの油を混ぜて作ります。

 

今回は顔料として、土の成分をベースに作られた物や、

竹炭の黒、抹茶の緑、ココアの茶色などを用意しました。

さてどんな色のクレヨンになるのでしょうか。

 

まずは湯煎でミツロウを溶かし、材料を混ぜ合わせます。

 

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冷めて固まってきたら手で棒状に伸ばし、形を作ります。

 

石鹸のような、ツルツルとして少しベタベタする手ざわり。

粘土細工のようにいろんな形にできますが、

時間が経つと固まってくるので、手早く作業をしなければなりません。

 

 

台の上でコロコロ転がすと棒状のクレヨンになります。

まるで市販品のように綺麗に作られた方もいらっしゃいました!

 

 

出来上がったクレヨンに紙を巻いて、最後に箱に詰めて完成です。

 

 

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ミツロウで作られたクレヨンは、蜂蜜のようなほんのり甘い香り。

炭は想像以上に真っ黒、艶のない深い黒に仕上がりました。

ココアはほんのりチョコレートの香りがしました。

 

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技術の発展により、多くの色を人工的に作り出せるようになりましたが

それでも自然界には初めて見るような色が無数に溢れていてします。

私たちはそのような自然の色を見て感動したり、

創作意欲をかき立てられたりしています。

 

季節を通して、身近な色彩に目をむけてみるのもいいですね。

参加者の皆さん、ありがとうございました!

 

 

 
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広島県尾道市(しまなみ)の美術館 コレクションは、フランス現代具象画家ポール・アイズピリ、ピエール・クリスタン、エコール・ド・パリを中心としたフランス近代絵画、梅原龍三郎、中川一政、林武ら日本近代絵画、尾道を代表する小林和作、絵のまち尾道四季展招待作家作品など、国内外の洋画を中心とした約200点。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。

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