「15周年記念なかた美術館コレクション 風景画 fukei-ga」ほか
更新日:2012年9月22日(土) 【展覧会】
ぐんと秋らしくなってきましたね。
久しぶりの更新になってしまってすみません。最近のことを少しまとめてお知らせいたします!
現在、なかた美術館では 「15周年記念なかた美術館コレクション 風景画 fukei-ga」を開催中です。
コレクションの大半を占める「風景」を描いた作品を展示しています。
11月11日(日)までは「前期」、秋の風景や尾道、ヴェネツィアなどの水辺の風景を中心に。
11月15日(木)から「後期」として、一部の作品を残して大きく入れ替えます。
描かれた風景が、時間や空間を越えて、美術館の中でひっそりと訪れる人々を待っています。
すっかりおなじみ「観覧券+デザート&ドリンク」の嬉しいセットもありますので、ぜひ、ゆっくりとお過ごし下さい。
23日(日)まで第一展示室では、「子ども学芸員の旅 作品展」を同時開催しています。
「子ども学芸員の旅」のワークショップで作った作品や、子ども達が美術館をめぐった風景を紹介。
こちらは、かなりクールでキュートな展示です。
展示作業は、「子ども学芸員」達と一緒に行いました。
旅の写真のモビールづくり。
作品をつづるアルバムづくり。
「目のノート」や うちわ、カップ、人形の設置などなど・・・。
ガンタッカーやサークルカッターなど、ちょっと難しい道具にも挑戦しました。
子ども学芸員達は真剣そのもの。
大学生スタッフや、ネットワーク他館の学芸員さんも力を貸してくれました。
普段の美術館とは、ちょっと違う表情を見ることができるかと思いますので、ぜひ!
そして今日は「Kids Gallery Talk」を開催しました。
講師のChris先生に、簡単な英語で作品の世界を案内してもらいます。
作品に使われている「色」や、描かれている「モチーフ」を見つけて、一緒に英語で発音します。
木や山、舟、橋、お城や塔、鳥や牛や犬。
描かれているものの形を、ジェスチャーでかたどってみたり・・・
時刻や季節についても想像してみます。
それぞれのモチーフを、シンプルな言葉にすることで、
テーマがクリアに見えたり、逆に言葉にあてはまらないものも表現されているのが分かったりします。
Chris先生のガイドは本当に素晴らしく、子ども達もとっても楽しんでくれた様子でした。
どうもありがとうございました!
英語が分かると美術の楽しみ方もぐんと広がるので、そういう意味でも、今後も続けていきたいイベントのひとつです。(私も勉強中です。)
その他にも「nakata Labs」(ナカタ ラボ)と名付けて、わくわくするようなイベントを各種ご用意しています。
前回、大好評だったガーデントークは、秋バージョンと冬バージョンでお届けする予定です!
コンサートや、キッズワークショップも! 詳しくは展覧会のページをご覧下さい。
「古武家 賢太郎 展 Letters」カタログできました!
更新日:2012年7月13日(金) 【展覧会】
「古武家 賢太郎 展 Letters」の展覧会カタログが完成しましたー!
中身はこんな感じです!
上は、過去の展覧会風景。
下は、木の支持体に描かれた作品。
この他、本展のメインテーマもである「Letter」シリーズの作品図版も、たっぷりと収録しています。
とても綺麗なので、ぜひ、ショップでお手にとってみて下さいませ。
A5サイズ 30ページで、価格は800円。
部数限定ですので、欲しい方はお早めに!
オリジナルのポストカードもつくりましたよ!
カタログと同じ、A5サイズ。 少し大判のカードにしました。
こっこれは、かわいい・・・!
「レター」シリーズの作品が3種と、チラシやポスターと同じ「Eyed」。
合計で、4種類作っています。価格は、一枚150円。
宛名の面、ロゴマークのような手書き文字をあしらっています。
これは、古武家さんに書いていただいた言葉です。
英語圏では手紙によく使われる、とても象徴的な表現なので、こちらもご注目下さいね。
どちらも自信作!
遠方の方は、通販も対応させていただきますので、どうぞお気軽にお問い合せ下さい。
「古武家 賢太郎 展 Letters」オープンしました!
更新日:2012年7月7日(土) 【展覧会】
本日、「古武家 賢太郎 展 Letters」オープンしました!
古武家賢太郎さんは、1975年広島生まれ。
現在は、ロンドンを拠点に活躍するアーティストです。
国内での個展は本当に久しぶりで、
本展では、2000年頃の初期の作品から、大きく画風を転換した頃の作品、
今年描かれた最新作や、未発表の立体作品まで、一堂に展示しています!
幸いお天気にも恵まれ、初日から大勢の方に来ていただき、
14:00〜はアーティストトークを開催しました!
古武家さんご本人に、Q&A方式で色んなお話を伺っていきます!
描画に使うのはほとんどが色鉛筆。
特に、今回の展覧会に出品されているのは、すべて色鉛筆で描かれた作品ですが、
クリアで鮮やかな色と、力強い線や形が印象的です。
そして童話や昔話から着想を得ながら、
全て、想像の中の人物や動物などを描いていくとのこと。
ストーリーを感じさせるような表現が特徴ですが、
その解釈は、完全に見る人に委ねられています。
モチーフを、おおまかに決めて描き始め、
細かいディティールや、パターン(模様)、色彩などは、描きながら決めていくこと。
日本やイタリアの古典に影響を受けたこと。
もともとデザインのお仕事をされていたこともあり、パターンに惹かれるのかも・・・。
などなど、興味深いお話をたくさんお聞きしました!
古武家さん、お越し頂いた皆様、どうもありがとうございました!
そして本展で、一番のみどころであり、最新作でもある「レター」シリーズについて。
開いた封筒を組み合わせて支持体に、童話や無意識のイメージを抽象的に描いていく、とても魅力的な作品です。
このシリーズは、会期中に100点目まで完成させるというプロジェクトで、
美術館の中で、不定期に公開制作中です!
展示室内に机を設置して、古武家さんがいつでも気軽に描けるよう準備をしているので、
もしかしたら、あなたも古武家さんが描いている時に出会えるかもしれません。
描き上がった作品から展示していくため、徐々に部屋の様子も変わっていきますので、
何度か足を運んでいただくのも楽しいと思います!
「古武家 賢太郎 展 Letters」は、9/9(日)まで
ぜひお越し下さい。
そして次回のアーティストトークは、
8/19(日) 14:00〜15:00 です。
その他にもミュージアムコンサートや、
子ども向け、大人向けそれぞれのワークショップ、イベントもたくさん開催しますので
展覧会のページでチェックしてみてくださいね。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。