広島県尾道市(しまなみ)の美術館/ポール・アイズピリ、ピカソ、ルオー、小林和作、梅原龍三郎、中川一政、林武などを所蔵。チェンバロによるコンサートやフレンチレストランでの食事も楽しめます。

 
なかた美術館
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nakata Labs 「いろいろなかたち ー陶器のタイルづくりー」 のお知らせ

更新日:2014年11月24日(月) 【nakata Labs  なかたラボ】

こんにちは。

ロビーには、今年もクリスマスツリーが登場しました!



もうすぐ12月ですね。

12月6日(土)には、nakata Labs「いろいろなかたち ー陶器のタイルづくりー」 を開催します。

尾道・山手の陶房CONELさん(http://conel.blog.fc2.com/)の出張ワークショップです。


これまでもボタンや・・・



花を入れる器など・・・



色んなものを一緒に作っていただいた作家の大槻悠希さんと一緒に、今度は好きな形のタイルをつくります!

 



今回は、絵の具を混ぜたいろいろな色の土をご用意します。

それらをこねたり、のばしたり、切ったりして、好きな形に作っていきたいと思います


いま、その色の“見本”をお借りしていますのでご紹介します!



ついつい、たくさん写真を撮ってしまいました!



それぞれとてもきれいな色ですよね・・・!

土を混ぜてマーブル模様にすることもできちゃいます!

 


組みあわせを考えるだけでもずっと遊べそうです。





これで自由な形をつくっていく・・・想像するだけで楽しくなってきます。

 

 

 

子どもから大人まで、きっと楽しんでいただけるワークショップですので、ぜひご参加下さい。

 

 

■ワークショップ「いろいろなかたち -陶器のタイル作り-」
12月6日(土) 14:00〜16:00

講師:大槻 悠希(陶房CONEL)
定員:6名
参加費:3,000円(親子ペア3,500円)
対象:子どもから大人まで

※汚れても構わない服装でお越し下さい。
※参加費には材料費も含まれています。
※焼き上がりに2〜3週間かかります。
 完成したら美術館まで取りに来ていただくか、送料着払いで郵送となります。


 

 

また開催中の特別展『Paul Aizpiri ポール・アイズピリ展』では、

展覧会場にワークショップのための部屋を設けています!



前回のブログでご紹介している通り、『アイズピリへの手紙』や、

そのほか『木曜日の絵画教室』もこの部屋で行っています。



次回の『いろいろなかたち』もこの部屋で、作品やアトリエの写真を見ながら制作していきます。

普段は、絵画教室の作品などをいっしょに展示していますので、美術館にお越しの際は、ぜひこの部屋にもご注目くださいね。

 



 

 

WORKSHOP 「アイズピリへの手紙」

更新日:2014年11月12日(水) 【nakata Labs  なかたラボ】

こんにちは。立冬も過ぎて、いよいよ冬に突入です。

尾道も時折冷たい風が吹いています。

 

先週の日曜日、アイズピリ展の関連ワークショップ第一弾、「アイズピリへの手紙」が開催されました。

タイトル通り、アイズピリに手紙を送る企画です。ただ手紙を書くだけではなく、アイズピリの作品をコピーしたもの

をコラージュして便箋と封筒も手作りしました。

 

 

アイズピリの作品は、キラキラした豊かな色彩と、人、花などたくさんのモチーフにあふれ、創作意欲を刺激

してくれます。この部分も切って、あの部分も切って…、でもこの端切れも捨てがたいなあと、悩んでしまいます。

 

 

最初はみんなで話をしながら、わきあいあいと手を動かしていましたが、

 

 

だんだん自分の世界に入り込んで、黙々と取り組んでいます。みなさま無言…

 

 

ちょきちょき、ちょきちょき… ひたすらはさみを動かします。

 

 

そして、ある程度切ったらそれらのモチーフを組み合わせて封筒に貼っていきます。

ランダムに貼っていく方もいれば、封筒に街をイメージして貼っていく方、あるモチーフとあるモチーフを組み合わ

せて違う世界を作られる方など様々。

そして完成した手紙がこちら!

 

一例をご紹介します!

 

人とパイプと植物を組み合わせてへびつかいのよう。

Dear Paul   Love …なんてメッセージも!

 

皆さんそれぞれアイデアを出して、楽しい作品ができました。

アイズピリもきっと喜んでくれるでしょう!

参加されたみなさんありがとうございました。

次の関連ワークショップは12月6日。尾道の陶芸家の方をお呼びしてタイルを作るワークショップです。

興味のある方、ぜひご参加くださいね!

 

WORKSHOP × BOOKS 3 いない場所、見えていること

更新日:2014年10月16日(木) 【nakata Labs  なかたラボ】

台風も過ぎ去って、尾道もずいぶんと寒くなってきました。

先日12日に作家の安田暁さんを講師に迎えて、写真を使ったワークショップ「いない場所、

見えていること」が行われましたのでそちらをご報告。

まずは安田さんに作品を解説してもらいながら展覧会を鑑賞。

安田さんは写真を主な媒体として作品を作っていらっしゃるので、「写真」を軸にしてそ

れぞれの作家の作品を解説してくださいました。

写真は、一枚のものでありながらも、様々な素材や時間が変化を遂げ層を成している

こと。しかしそれはやはり一枚のものであること。

そんな写真の要素と比較しながら作品を見ていくと、絵画やインスタレーションの作品も

また違った見方ができて興味深いお話でした。


そしていよいよ本題。

今回のワークショップは参加者の方に「気に入っている写真」、「気に入っていない写真」を

いくつか持参してもらいました。

その写真を使ってどのようなことをしたかというと…

こんな風に写真の一部をペンで消していきます!

どこを消してみようかな〜と考え中。写真の気になる部分を消す方もいれば、気になる

部分を残して他の部分を消していく方もいました。

同じ写真でも消す部分が変わることで見え方も変わってきいますね。

そして次のステップへ。今度は砂糖や塩などの粒子を使って先ほどのように像を消して

いきます。

いったいどのようなものが出来上がるのでしょうか?

彼は滝の写真を持ってきてくれました。滝の部分だけを砂糖で覆っていくようです。

まず筆を使って糊を塗っていって、そこにパラパラと砂糖をふりかけていきます。

 それはまるで料理を作っているかのようです!

今回、さまざまな粒子を使ってみました。

塩、砂糖、白い砂、アクアリウム用の茶色い砂、日本画で使う白い岩絵の具。

同じ白色でも、粒子の荒い砂糖と粒子の細かい岩絵の具では随分表情が違いますし、

同じ砂でも白い砂と茶色い砂ではまた違った世界をつくりだしますね。

写真に映りこんだ世界と、粒子の質感と、作り手の意思が連鎖反応を起こして、なんと

も面白い作品がたくさんできました!

皆さんこんなにたくさんの作品をつくってくれました!

 

自分の意思だけではどうにもならない部分、気づかなかった部分をヒョイっとつまみ出

してくれる、楽しいワークショップでした。

安田さん、参加してくださった皆様、ありがとうございました!


安田暁さんも出品されている今回の展覧会 「”静かなもの”×BOOKS」 も今週末19

日までです。ぜひみにいらしてくださいね!


 

 
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広島県尾道市(しまなみ)の美術館 コレクションは、フランス現代具象画家ポール・アイズピリ、ピエール・クリスタン、エコール・ド・パリを中心としたフランス近代絵画、梅原龍三郎、中川一政、林武ら日本近代絵画、尾道を代表する小林和作、絵のまち尾道四季展招待作家作品など、国内外の洋画を中心とした約200点。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。

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