「うつわ」が完成しました!
更新日:2014年4月16日(水) 【nakata Labs なかたラボ】
先日のnakata Labsワークショップ「うつわと暮らす」の作品たちをご紹介します。
「陶房CONEL」さんの窯から、ぴっかぴかの姿で届きました!
一口に「うつわ」と言っても、これほど色んな形になるとは・・・!
ワークショップの様子は、陶房CONELさんのブログ記事でもご紹介いただいています。
やわらかい粘土だったのに・・・
立派な陶器に変身しているのが不思議です。
自分で作ったのは確かだけど、より素敵になっていて嬉しいとの感想もいただきました。
それぞれの作品が、皆さんの暮らしの傍らに寄り添ってくれることを願っています。
大槻さん、参加者の皆さん、ありがとうございました!
さてさて、この展覧会 「コレクションプラス 花のある家」
いよいよ今週末4/20[日]までとなりました。
自分のお家で眺めるように、ゆっくり絵画を眺めてみませんか。
とてもおすすめなので、どうぞお見逃しなく◎
nakata Labs 「花の束」
更新日:2014年4月6日(日) 【nakata Labs なかたラボ】
今日は nakata Labsワークショップ「花の束」を開催しました。
講師は中 光子(なか みつこ)さん。
様々な依頼に応じてアレンジやブーケを作るフラワーデザイナーとして、
尾道で教室なども主宰されています。
花束の作り方の基本を教えていただきます。
今日は白いバラを中心に。
香りがとっても爽やかでした。
まずは花の長さを揃えて、カットしていきます。
枝分かれしているものも、2つにカットして使います。
束ね方は、ヨーロッパで一番多いスタイルである“スパイラル”で。
丸く広がった花束になります。
左手に花を持って、次の花を一本ずつ回転させながら差し込み、束ねていくのですが、これがなかなか難しい。
今日は、それを簡単にする方法を教えていただきました。
まず5本ずつくらい、クロスさせた小さな束を作り、
その小さな束を、さらにクロスさせて束ねるという方法です。
うまくスパイラルになれば、この通り、自立します!
均整が取れている証しですね。
ラッピングはせずに、そのまま活けるとこんな感じです。
やさしく束ねてあるので、このままで大丈夫。
水を換えたりする時も、形が崩れないので良いですね。
そしてラッピングには、ただ飾るだけでなく、乾燥などから花を守るという大事な役割もあります。
描かれた花は、しおれたり、枯れたりはしませんし、
ある意味では、画家の思い通りの形と色で存在しています。
しかし生きた花は、なかなか思い通りにはいきません。
束ねる時も、それぞれ異なる花や葉を、長さやバランスに気をつけながら、
力を入れすぎないように優しく。
そして、元気がなくならないように、お水で休ませたり・・・。
生きた花はやはり特別ですね。
だからこそ、それを描いて姿を留めようとした画家たちや、
描かれた花を手に入れて、部屋に飾って眺める人々は、
切なくて、欲深くて、人間らしいなあなどと思いました。
今日つくった花束が、誰かのプレゼントになったり、
それぞれのお家を飾ったりするんだなと想像すると嬉しくなります。
ご参加下さった皆さま、ありがとうございました!
さて、美術館前の桜土手は葉桜になってきました。
“花に嵐”とはこのことかというような日も多いように感じますが、まだまだきれいです。
開花が遅かった分、特別にちょっとだけ長く楽しませてくれているようです。
開催中のコレクションプラス「花のある家」は4月20日[日]まで。
とうとう、あと2週間となりました! どうぞお見逃しなく。
nakata Labs「うつわと暮らす」
更新日:2014年3月16日(日) 【nakata Labs なかたラボ】
ぽかぽか春らしいお天気でしたね。
今日はnakata Labsのワークショップ「うつわと暮らす」を開催しました。
陶房CONELの大槻さんと一緒に、器をつくりました。
まずは展示している絵画を見ながら、花器や、果物、風景など
画面に描かれたさまざまな形や模様などをスケッチをしながら、イメージをふくらませます。
そして実際に土を形にしていきます。
粘土をのばした板を組み立てる「板作り」
玉をくぼませて、すこしづつ薄くのばしていく「玉づくり」
粘土のひもをぐるぐると積み上げていく「ひもづくり」
それぞれが作りたい形に合わせて、色んな技法を教えてもらいました。
彫ったり、合体させたり、細かい模様をつけていったり・・・。
土に触れた手が自然と動いて、生き生きとした形や模様が生まれていきます。
みるみるうちに形ができて、気がつけば、あっという間に時間が過ぎていました。
完成した形は、ひとつひとつがとても個性的。
たくさんの方が参加してくださったので、とてもバラエティに富んでいて、それも面白かったです。
こちらは、まさに「花のある家」!
反対側の屋根が開いていて、花を生けることができるお家の器です。
こちらはヴラマンクが描いた静物画の果物が元になった形。
絵画の中と同じように、ふたつ作られています。
愛嬌たっぷりです。
こちらはなんと、大槻さんが今日はいていたスカートからイメージされた形。
本当に風にふかれているようです。
ワンピースのような形。リボンや袖の形も細かく作られています。
難易度の高そうな形ですが、しっかりと立っています。
絵本に出てきそうな切り株です。
この後、キノコも追加されていたのを撮り逃してしまいました・・・!
モダニズム建築っぽい、格好いい器です。
無骨な形が、花をよく引き立てて見せてくれそうですね。
こちらは縁が波形で、器そのものが花のよう。
かすかな模様がちりばめられています。
みなさんの細かい作り込み、構造の面白さ、可愛らしいモチーフ・・・
粘土で生み出される表現の豊かさに、改めて驚きました。
この後の行程は、大槻さんにお願いしているのですが、仕上がりがとても楽しみです。
またブログでご紹介しますね。
楽しい時間でした。
参加してくださった皆さま、どうもありがとうございました!!
大槻さんの陶芸の工房&ショップ「陶房CONEL」は、
尾道の斜面地にあります。http://conel.blog.fc2.com/
とっても素敵な空間なので、ぜひみなさん訪ねてみてくださいね。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。