コンサート 「初夏の調べ 〜クラリネットとチェンバロ〜」
更新日:2012年6月24日(日) 【コンサート】
本日、ミュージアムコンサート 「初夏の調べ 〜クラリネットとチェンバロ〜」を
開催しました!
心配していた雨も降らず、多くの方にお越し頂きました。
オーケストラではよく登場するクラリネット。
間近で聴くと、なめらかに、優しく響く音色が印象的でした。
バロックの代表曲や民謡の『クラリネットポルカ』など、
どこか懐かしさのあるチェンバロと、クラリネットの幅広い音色が相性もよく、
クラリネットののびやかな響きは、ジャズのような現代的な曲にもぴったりでした。
圧巻は、シュライナーの『段々小さく』という曲。
なんと、演奏中にクラリネットが、だんだん分解されていくのです!
まず下の広がった「ベル」を外し、
次に「下管」を外し・・・・・といった感じで段階的に分解され、
その都度、音色が変わっていきます。
見た目は、まさにクラリネットが「だんだん小さく」なる!
最終的には、なんとリードとマウスピースだけで、高らかに締めくくられました。
これには、みなさんびっくり!
楽器と音楽の、奥深い魅力を存分に味わうことができました。
皆様どうもありがとうございました。
次回のチェンバロコンサートは
8/5(日)
夏の音 ~笙、舞い、チェンバロ~
詳しくは、コンサートのページへ
そして、7/21(土)には、
定期のコンサートとは別の、夜のコンサート「Night Program」を開催します!
トウヤマタケオさん、徳澤青弦さん、二人の素晴らしい音楽家をお招きします。
こちらも、近日中に詳細をお知らせします。ぜひお楽しみに!
コンサート「春を感じて〜バロックヴァイオリンとチェンバロ〜」を開催しました。
更新日:2012年4月29日(日) 【コンサート】
美術館の開館15周年の今年、定期的に開催しているチェンバロのミュージアムコンサートも5年目です。
本日、「Flowers 花たちの肖像」展の関連イベントとして、「春を感じて〜バロックヴァイオリンとチェンバロ〜」を開催しました。
チェンバロの天板にも花の絵が描かれています。
そして、音楽好きだったデュフィの<バラ>などを始めとする花の絵画に囲まれ、
W.F.バッハの「春」、F.クープランの「百合の花ひらく」、「葦」など、春にぴったりのプログラム。
まさに花尽くしのコンサートとなりました。
バロックヴァイオリンは上野美科さん、チェンバロは小田郁枝さんの演奏です。
春らしい、やわらかさと華やかさを併せ持ったバロックヴァイオリンの音色と、
雅やかなチェンバロの音色が、色とりどりのハーモニーを響かせます。
ボッケリーニの「メヌエット」など、華やかな舞曲や、
J.S.バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ「シャコンヌ」など、これぞバロック!といった、
シックで優雅な音楽など、素晴らしい演奏で、たっぷり聴かせていただきました。
たくさんの方にお越しいただきました。皆様、どうもありがとうございました!
次回は、6月24日(日)
「初夏の調べ 〜クラリネットとチェンバロ〜」
モダンの楽器であるクラリネットと、チェンバロの共演です!
なかなかない機会ではないでしょうか。(詳しくは、コンサートのページへ)
あたたかみのあるクラリネットの音が、チェンバロとどんなハーモニーを響かせてくれるのでしょう。
どうぞお楽しみに!
「2台のチェンバロでメリークリスマス!」 開催しました。
更新日:2011年12月25日(日) 【コンサート】
本日、ミュージアムコンサート 「2台のチェンバロでメリークリスマス!」 を開催いたしました。
坂 由理さんと小田郁枝さん、お二人による演奏。
美術館所蔵のチェンバロに、「イタリアン ヴァージナル」という小型のチェンバロを加えた、2台の楽器でお届けしました。
右側に設置しているのがヴァージナルです。
「ヴァージナル」といえば、フェルメールの作品を連想する方も多いのではないかと思います。
中世ヨーロッパでは、とてもメジャーな楽器でした。
ソロや連弾を織り交ぜながら、微妙に音色の異なる二つの楽器を奏でます。
ヴァージナルのほうが硬質で、凜とした音。
チェンバロは、しっとりと艶っぽい音でした。
ヴァージナルは、小型で弦が張りやすく、
また、チェンバロの響板と、弦をはじく部分(ジャックレール)が分かれているのに対して、
ジャックレールが、響板の上に直に作られており、はっきりした音色になるのだそうです。
今回はどちらも、久保田彰さんの工房で作られたものでした。
譜面台や、ローズの装飾も美しいですね。
意外な一曲は「ザ・エンターテイナー」!
二人の連弾による、賑やかで迫力のある音色は、一台の楽器から奏でられているとは思えないほどでした。
最後は賛美歌メドレー。
クリスマスにぴったりの雰囲気だったのではないでしょうか。
今日も、ほんとうに寒い中、たくさんの方にお集まりいただきました。
どうもありがとうございました!
さて、「高田三徳の世界」も、本日が最終日。
大変な好評で、多くの方にお越し頂きました。
高田さんの作品を、本格的にご紹介した初めての展覧会。
彼を知っていても、作品は初めて見た!という方も少なくなかったようです。
こうした展覧会を開催できて、本当に嬉しく思います。
また明日から展示替え、年明けは 1/7(土)〜 開館です!
(併設のレストランロセアンは、1/5(木)から営業いたします。)
次回の展覧会は 1/7(土)〜4/8(日)
第31回広島文化賞受賞記念 「安達春汀 刻字展」 となります。
詳しくはこちらをご覧下さい。
おそらく、年内は最後の更新になるかと思います。
今年も、当館と、このブログを温かく見守っていただき、
どうもありがとうございました。
また来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
みなさま良いお年を!
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。