広島県尾道市(しまなみ)の美術館/ポール・アイズピリ、ピカソ、ルオー、小林和作、梅原龍三郎、中川一政、林武などを所蔵。チェンバロによるコンサートやフレンチレストランでの食事も楽しめます。

 
なかた美術館
トップページ ≫ スタッフのブログ

ポートレート/人物撮影会

更新日:2014年7月8日(火) 【nakata Labs  なかたラボ】

先日のnakata Labs「ポートレート/人物撮影会」の様子をご紹介します。

美術館の中や庭園で、実際のモデルをつかった写真撮影のワークショップです!

講師に、新進の写真家・小崎基広さんをお招きしました。





非常にかわいらしく、ちょっとミステリアスな雰囲気もあるモデルさんを前に、最初はたじたじのみなさん。




なんだか某即売会の会場みたいになっています。(もちろん、いたって真剣です!!)

 
 


当然ですが、いい写真を撮ろうと思ったら、ただあるものを撮るのではなく、
ピントや光、構図を見て、考えて、表情をねらっていくこと、
その積み重ねで、絵づくりをしていかねばなりません。



そのためには、とにかくよく動くこと!
空間と対象を、いろんな角度から見て、たくさん撮すのが大事とのことです。

まだまだ、みなさん遠巻きですね・・・。




一番大事と言ってもいいのがモデルさんとの関係づくりです。
カメラをはさんで、初対面だったら誰だって緊張しますよね。

モデルさんの笑顔には笑顔を返すこと。
いいね、ありがとう、などの声かけ。

いつもなら自然にできることが、カメラをはさむと難しい・・・!
でもそこを突破するのも含めてポートレート写真のスキル!


 
 

モデルさんに安心して、良い表情になってもらうこと。
そして「もう一歩前に立って」など、ちょっとした要望もどんどん出せると、
お互いにとってやりやすいです。もちろん、ユーモアも大事!


みなさん徐々にうちとけて、声をかけたり、要望を出せるようになり、
くるくると変わるモデルさんの表情に、ひきこまれていきました。

 
 
 

参加された方の膨大な作品から、一部あげさせていただきます!






 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

うーん!どれも素敵です!


午前中は、くもりのおかげで柔らかい光で撮せました。
午後には雨でしたが、そのおかげで傘をつかった撮影もできて楽しかったです。

休憩をはさみつつ、がっつり4時間以上!
みなさんの集中力は本当にすごい!
まったく初めて、王道の写真企画でしたが、私たちもとても新鮮に楽しませていただきました。


長時間の撮影にご協力いただいたモデルさん、
やさしく指導していただいた小崎さん、遠方からもご参加くださったみなさま、
どうもありがとうございました!

また写真のワークショップも企画したいですね。



 

ワークショップ「ポートレート/人物撮影会」のお知らせ

更新日:2014年6月28日(土) 【nakata Labs  なかたラボ】

7月のnakata Labsワークショップ

「ポートレート/人物撮影会」のお知らせです。



 

なかた美術館の展示室や、初夏の庭園などのロケーションで、実際にモデルを使ったポートレート写真の撮影会を行います。

さまざまな衣装や小道具を使いながら、人物の魅力の引き出し方、ポートレートならではの絵づくり、光の効果など、実践を通して写真を学ぶワークショップです。


・カメラの基礎を学ぶ
・撮影1
・昼食(併設レストランにて)
・撮影2
・撮影3
・スライドによる講評

 


ポートレート /人物撮影会
7月6日(日) 10:00〜16:30

講師:小崎 基広(写真家)

定員:15名

参加費:3,500円(レストランにて昼食付き)

持ち物:お手持ちのデジタル一眼レフカメラ、ミラーレス一眼、レンズなど

(CANONミラーレス、ニコンD90が貸し出し可能です・ご相談ください)



カメラ・写真が好きな方、人物をどう撮ったらいいか知りたい方、

モデルの撮影や、美術館や庭園での撮影をしてみたい方、

なかなかない機会になるかと思いますので、ぜひぜひご参加下さい!

 

 

 

ミュージアムコンサート 「ウィーンの空」を開催しました。

更新日:2014年6月22日(日) 【コンサート】

しっかりと梅雨らしい一日でしたが、ミュージアムコンサート 「ウィーンの空」 を開催しました。

演奏は、尾崎奏子さんのヴァイオリンと、小田郁枝さんのチェンバロです。

 

先日実は、twitterではご紹介したのですが、当館のチェンバロを作って下さった

久保田 彰さんご本人に、本格的なメンテナンスをしてもらいました!



鍵盤も、ひとつひとつの弦を弾くジャックも、すべて外して点検して、

痛んだ弦も替えていただいたり・・・。


 

 

ピカピカにしてもらって以来、初めてのコンサート本番!

幸いこれまでの状態も良いとのことでしたが、今日は一段と晴れやかで、モダンヴァイオリンにも負けない音でした。



アンサンブルと、ヴァイオリン、チェンバロそれぞれのソロで、

1934年生まれのシュニトケから、1685年生まれのバッハ、

ウィーンにゆかりのあるモーツァルトまで幅広い楽曲が演奏されました。



また、ロシア出身で、ウィーンで音楽に出会ったシュニトケは、現代を代表する前衛作曲家ですが、

今日、演奏された「古典組曲」は、現代に珍しくチェンバロとヴァイオリンのために書かれた曲だそうです。

まさに古典を踏襲しながら、時にふわっと解き放たれるような、美しい旋律を作り出しています。



今年の3月にウィーンから帰国した尾崎さんには、

今の季節のウィーンは日がとても長いこと、梅雨がなく、一年で一番美しい季節であること、

夏の夜を楽しむための、野外音楽祭「フィルムフェスティバル」ことなどを話していただきました。

音楽に身を委ねながら、さわやかな空に思いを馳せたひとときでした。


出演のお二人、ご来場いただいたみなさま、どうもありがとうございました!



 


次回は

8月24日(日) 

「輝きのしらべ フルートとチェンバロ」

 

 

 

オペラやガヴォット風の楽曲から、親しみやすいセレクトでお送りします。お楽しみに。



 

 
前の記事へ≪  66  67  68  69  70  ≫次の記事へ
広島県尾道市(しまなみ)の美術館 コレクションは、フランス現代具象画家ポール・アイズピリ、ピエール・クリスタン、エコール・ド・パリを中心としたフランス近代絵画、梅原龍三郎、中川一政、林武ら日本近代絵画、尾道を代表する小林和作、絵のまち尾道四季展招待作家作品など、国内外の洋画を中心とした約200点。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。

ページ先頭へ戻る

 
サイトマップ  →著作権

〒722-0012 広島県尾道市潮見町6番11号
TEL. 0848-20-1218

「なかた美術館」は、(株)ナカタ・マックコーポレーションにより運営されています
ナカタ・マックコーポレーション
 
copyright
広島県尾道市(しまなみ)の美術館/ポール・アイズピリ、ピエール・クリスタン、ピカソ、ルオー、小林和作、梅原龍三郎、中川一政、林武などを所蔵。チェンバロによるコンサートやフレンチレストランでの食事も出来ます。