陶房conel × 青時間
更新日:2013年11月4日(月) 【お知らせ】
昨年の夏、Letters展では、古武家さんの絵をもとにしたボタン作りをしました。
尾道の坂の上にある、陶器の工房&ショップ「陶房 conel (とうぼうコネル)」から、
作家のおおつきゆきさんをお招きして、成形から絵付けまで自分で行うというワークショップでした。
そしてこの度は、なんとそのconelのゆきさんに、スペシャルなグッズを作っていただきました!
佐野さんの作品をイメージした、青いブローチです。
もちろん一点一点、手作り。
ほかにない存在感と、優しいたたずまいが魅力です。
飾っておくもよし。
秋冬のストールやジャケットにも、よく映えますよ。
胸にひとつの青をぜひ。
そして、小さくてころころ、つるつるしたこちら・・・!
丸くて青いマグネットも作っていただきました。
絶妙な色合い。
見ているだけで頬がゆるみます。
可愛い見た目ですが、強い磁力で、実用面もばっちりです。
ブローチは2,500円~3,000。マグネットは3つセットで500円です。
なかた美術館のショップコーナーで、どうぞ実物を手にとってみてくださいね。
陶房conel のHPはこちら。
セルフリノベーションの店内には、ゆきさんによる
あたたかで繊細な作品が並んでいます。
絵本に出てくる秘密のあなぐらのような、落ち着く空間。
尾道で、ぜひ訪ねてみてほしい場所のひとつです。
アートスクールバスで
更新日:2013年11月3日(日) 【子どもと美術館】
市内の小学校から、3年生のみなさんが来てくれました!
今回のテーマは「体を使って見る」
まずは体を動かさずに、目だけを使ってじーっと見て、
そのあと寝っ転がって、足でかたちをなぞってみたりしました。
手を叩いて、音の大きさで線の強弱を表したり、
指で形を作ったり。
ゆっくり? すばやく?
絵のなかから、色んな音や動きが見えてきます。
目と体をしっかり動かした後は、作品をスケッチしました!
色と形が響き合う佐野さんの作品を、あえて鉛筆だけでとらえてみます。
佐野さんが描いた形は単純なようですが、具体的なものではないので、
似せて描こうとすると、自然とたくさん見なければいけません。
線ひとつ、丸ひとつ、色の鮮やかさや濃淡も、どんな構成になっているのか、
スケッチしてみるとよく分かります。
みんな元気いっぱいで、一生懸命。
スケッチも、すごく良い感じに仕上がりました。
何を描いてるのか分からなくても、真似して描いたり、動いて見たり、
佐野さんの作品は楽しく見るのにぴったりです。
どうもありがとうございました!
「スペインのフォリア チェンバロと弦の響き」を開催しました。
更新日:2013年10月27日(日) 【コンサート】
尾道は気持ちよく晴れましたが、空気はひんやり。
一段と秋が深まったような感じですね。
さて、本日開催したミュージアムコンサート「スペインのフォリア」の様子をご紹介します。
今回のご出演は、バロックヴァイオリンの上野美科さん。(なかた美術館コンサートは二回目です)
ヴィオラ・ダ・ガンバの河本基實さん。チェンバロの小田郁枝さんです。
今回の上野さんのバロックヴァイオリンは、1600年代後半のドイツのもの!
ということで、そのヴァイオリンで奏でられたのは、同じ時期と国で活躍したビーバーの「ロザリオソナタ」と「描写ソナタ」です。
「描写ソナタ」は、ニワトリやナイチンゲールなど、たくさんの動物の鳴き声を描写するメロディーが織り込まれている、
とても親しみやすい曲です。
特に猫の「にゃ〜〜お」と伸ばすような声や、蛙の「るるるる・・・」という声はそっくり!!
それが、しっかりと音楽になっているので不思議です。
そして、タイトルにした「フォリア」とは、16世紀初めにスペインで生まれた舞曲のこと。
コレッリ、ダングルベールなど多くの作曲家がフォリアを手がけていますが、なかでもマレが作曲した「スペインのフォリア」はフォリアの代表曲。
チェンバロとヴィオラ・ダ・ガンバの組み合わせは、まさに当時フランスの宮廷で、フォリアなどを奏でていた、定番のコンビです。
ガンバの音色は、チェロよりも低い音域だそう。うねるように響いて、とても心地よい音です。
チェンバロとヴァイオリンが時に楽しく、時にドラマティックに、メロディーを奏で、それをヴィオラ・ダ・ガンバが包み込みます。
ジャズをはじめ、音楽を愛する佐野ぬいさんの作品も、
アコースティックの音を浴びて、生き生きとしているように見えました。
出演のお三方、お越し下さったみなさま、どうもありがとうございました!
次回は、いよいよクリスマスです!
12月22日(日)
アンサンブル 青と光のクリスマス
をお送りします。
詳しくはコンサートのページをご覧下さい。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。