
更新日:2010年9月30日(木) 【子どもと美術館】
「子ども学芸員の旅2010」最後のご報告です。ラストの施設は「平山郁夫美術館」です。
まずは作品を鑑賞して、日本画の絵の具の話などを聞きました。
深いブルーの絵の具「群青色」のもとになる「ラピスラズリ」です。
キレイですねえ。
そして、「なりきり学芸員!美術館バックヤードツアー」!
作品を収める「収蔵庫」を見学しましたよ。
通常は立入禁止! 館内のどこにあるのか非公開!
そんな秘密の場所を「子ども学芸員」たちが、ばっちり探索しました。
保安上、写真の撮影もNGなので、みんなが書いてくれた感想イラストをご紹介します。
作品の劣化を防ぐため、22℃に保たれていること。
壁や床が、木でできていること(調湿、緩衝のため)。可動式の棚に絵が収まっている・・・などなど、
ちょっと難しかったかもしれませんが、「作品を守る」という美術館の意志に、なんとなくでも触れてもらえたでしょうか。
次は「展示」の演習です。学芸員っぽいですねえ。
壁にフックを付け、本物そっくりの複製画を展示しました。
展示にも色々とコツがあります。
絵の中心は、人の目線の高さ(床から135cm〜145cm位)にするのが基本。
また、間隔を均等にするために (「展示壁の長さ」 ー 「絵の幅の合計」) ÷ 間隔の数 を計算して、位置を決めます。
そしてフックの位置を決めるために、ひもの支点と絵の中心の差と、両端からの長さも測って・・・。
ああ、ややこしい数字がいっぱいです・・・
子ども達は「こんなに、いちいち計算してるの?」とびっくり。
でも、いいかげんに展示してしまったら、作品の良さが伝わらないことだってあるかも知れませんよね。
金槌で釘を打ち付け。がんばっています。
静かな美術館の展覧会。
その裏側には、よりよい状態で作品を見てもらうための仕事が、たくさん隠れています。
あくまでも作品が「主役」で、「隠れた仕事」だからこそ意味があるのですが、
こうして体験してもらうことで、子ども達が美術館に親しみを持ったり、興味が深まると良いですね。
そして、子ども達が待ちに待った、サンセットビーチでの水遊び!
さらに旅の「修了式」で、びしっと締めくくられました!
参加してくれた子ども達、あたたく見守ってくださった保護者の皆様。
そして力を貸して下さった多くの方々や、美術館のチームワークに、感謝と拍手を送りたいと思います。
季節はもう秋ですが、今頃「夏休み企画」の報告でした。
ゆっくり更新に、気長にお付き合いいただいて、ありがとうございました。
この「子ども学芸員の旅」企画は今年で3回目。
美術や地域の文化に触れるきっかけとして。 学校の枠を超えた、友達との思い出づくりの場として。
また施設にとっては、自館の魅力を掘り起こし、新たな試みをするチャンスとして、これからも続けていきたいと思っています。
これからも「尾道市美術館ネットワーク」への応援を、どうぞよろしくお願いいたします。
更新日:2010年9月22日(水) 【展覧会】
さて、展覧会のほうは本日より コレクションプラス「エコール・ド・パリ」展 が始まりました。
「エコール・ド・パリ」とは、直訳すると「パリ派」という意味で、19世紀末から20世紀初頭にかけて
世界各地からパリに集い、お互いに交流しながらも特定の主義に属さずに描き続けた画家たちの総称です。
主な出品作家は藤田嗣治、モイズ・キスリング、ジュール・パスキン、モーリス・ユトリロやマリー・ローランサンです。
なかた美術館のコレクションに加え、個人蔵の作品などを合わせ27点を展示しています。
所蔵品からは、「絵のまち尾道四季展」招待作家が描いた尾道の風景画や、
香月泰男、梅原龍三郎らが花を描いた静物画など30点を展示しています。
朝晩涼しくなって、ようやく秋の気配を感じるようになりましたね。
ぜひ、美術館でゆっくりした時間をお過ごしください。
コレクションプラス「エコール・ド・パリ」展は 12月26日(日)まで開催しています。
更新日:2010年9月22日(水) 【子どもと美術館】
9月20日、「子ども学芸員の旅 作品展」が無事終了しました!
作品の搬出・引き取りにも多くの方に足を運んでいただき、マイカップやポストカードなど
自分の作品たちを探して、引き取っていただきました。
切り分けられた「草木染め」もキレイです。
こちらでは、壁に残るピンを一本一本抜く作業を、お母さんと一緒に手伝ってくれています。
そのほかにも、「子ども学芸員」がお手伝いしてくれた場面がいっぱいありました。
美術館の中が、まるで活気溢れる市場のよう。
みんなでやるとあっという間に片付き、9日間の展覧会が賑やかに終了しました。
引き取りに来られなかった方の作品は、「尾道市立美術館」さんでお預かりしております。
何かと不手際もあったかと思いますが、惜しみないご協力をいただいた関係者の皆様に、
心より感謝申し上げます。
どうもありがとうございました!