広島県尾道市(しまなみ)の美術館/ポール・アイズピリ、ピカソ、ルオー、小林和作、梅原龍三郎、中川一政、林武などを所蔵。チェンバロによるコンサートやフレンチレストランでの食事も楽しめます。

 
なかた美術館
トップページ ≫ スタッフのブログ

6月26日に、ミュージアムコンサート『チェンバロで弾く古典派の曲〜ソナチネアルバムから〜』を開催しました。

今回は、ピアノに触れたことがある方にはおなじみの「ソナチネ」を、チェンバロでたくさん演奏していただきました。

素敵な音色を奏でてくださったのは小田郁枝さん、宮本祥子さんのお二人です。

 

 

コンサートの幕開けとなったのはフンメルの《エコセーズ》。短くてかわいらしい、とても楽しげな曲です。

 

タイトルにもある《ソナチネ》も早速演奏してくださいました。クレメンティの《ソナチネ Op.36 No.1 ハ長調》を弾かれる時、小田さんは学生時代のことを思い出しながら弾きますとお話しされました。初歩的な曲だからこそ、修業時代の色々な思い出が詰まっているようですね。

 

 

続いて、ドゥセックやベートーヴェンの《ソナチネ》も演奏していただきました。


ドゥセックはボヘミア人の作曲家兼ピアニストで、その才を認められてマリー・アントワネットに重用された時期もあったそうです。このドゥセックの《ソナチネ Op20 No.1 ト長調》はフルートの演奏も想定した楽譜だったようで、音楽一家に生まれたドゥセックの豊かな感性がうかがえます。

 

 

ベートーヴェンの《ソナチネ ヘ長調》は彼の没後に見つかった曲です。ベートーヴェンといえば《運命》や《月光》でよく知られ、すごく重々しい曲を作っているイメージがありますが、この《ソナチネ へ長調》はなんとも可愛らしく軽やかで華やかな音色でした。

 

その次は再びクレメンティの曲が登場します。今度は《ソナチネ Op.36 No.2 ト長調》です。実は、さまざまな作曲家が作っている《ソナチネ》の中でも、チェンバロの音域に適しているのはクレメンティの曲が多いと、小田さんはお話ししてくださいました。こちらの《ソナチネ》は軽やかな部分やゆったりした部分などさまざまな表情があり、聴いていてとても楽しくなるような曲でした。

 

最後に、小田さんと宮本さんのお二人でモーツァルトの《ソナタ K.V.19d ハ長調》を連弾していただきました。やはり連弾となると一度に響く音の数が多く、チェンバロの静かな音でも勢いや迫力を感じました。お二人はチェンバロの上下2段の鍵盤を巧みに使い分けて演奏されていたので、近くで見ていた方にとっては圧巻の光景だったかと思われます!

 


 

蒸し暑い日々が続く中の、爽やかな音楽のひとときでした。

ご来場いただいた皆さま、出演者のお二方、ありがとうございました!


 

 




なかた美術館では皆様に心休まるひとときをご提供できるよう努めてまいります。

ご来館の皆様へは以下のことをお願いしております。

併せて「新型コロナウイルス感染症への安全対策について(最新版)」もご確認ください。

 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

・発熱や咳など体調不良がある場合は、来館をご遠慮ください。

・ご入館の際のアルコール消毒と検温にご協力ください。

・館内での咳エチケットや、適宜マスクの着用にご協力ください。

・アルコール消毒液やハンドソープを設置していますので、ご自由にお使いください。

・館内では大きな声での会話を控え、人との距離を保ってご鑑賞ください。

・やむを得ず入館制限を行う場合がございますので、ご了承ください。

・団体鑑賞の受け入れや館内でのイベントについて、対策を施した上で順次再開しています。

 

 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―




次回のコンサートは

7/31(日)チェンバロミュージアム親子コンサート

『作曲家をめぐる父子の物語 ―おはなしと演奏、画像でつづる―』

 

次回は親子コンサートということで、作曲家とその父の関係に注目したプログラムをお楽しみいただけます。演奏だけでなく、わかりやすいお話と画像も加わった、気軽に楽しんでいただける内容です。

小学生以下のお子様は500円でご参加いただけますので、ご家族でのご来場もお待ちしております!

 

4/24(日)にチェンバロコンサート&レクチャー「How to play the チェンバロ vol.2!!」を開催しました。

今回はいつものコンサートとは一味ちがう、レクチャーを織り交ぜた形でした。演奏と講師を務めてくださったのは小田郁枝さんです。



まずはチェンバロの仕組みを学びました。チェンバロは弦をジャックという爪のようなもので弾いて音を奏でることなどを、見た目が似ているピアノと比べつつわかりやすくお話してくださいました。


 


チェンバロは指を細かく使って演奏する楽器です。実際に色々な楽曲を演奏しながら、指使いについても教えていただきました。

なんと今回はカメラを設置して、演奏する小田さんの手元をスクリーンで見ることができました!



チェンバロはピアノよりも音の強弱がつけにくく、指だけでさまざまな音を奏でる必要があります。

強調したい部分の前には「アーティキュレイト」を入れます。アーティキュレイトとは、音同士のつながりに様々な強弱をつけてメロディーをしっかりと分けることを言います。

チェンバロの場合は音と音の間を切るように、しっかりと鍵盤から指を離すことで、その後のメロディーを強調することができます。

演奏されたペツォールトの《メヌエット ト長調》はアーティキュレイトを入れて拍感を伝えてくれました。


音と音を重ね合わせてなめらかにつなげることもあります。これをオーバーレガートと言います。ペダルのないチェンバロでは、前の音の指を戻すより先に、次の音を奏でることで、音が美しく重なります。


チェンバロの楽譜には先ほどのアーティキュレイトや、上下の鍵盤どちらを使うかなどの細かな指示は書かれていません。そのため、チェンバロには自由な楽しさがあると小田さんはお話しされました。

 


しかし、クープランの《恋のうぐいす》の楽譜にはオーバーレガートの印がたくさんついています。これはクープランからの「この通りに弾きなさい」という指示で、美しく演奏するためにはこの楽譜の指示を絶対に守らなければならないようです……!楽譜通りに演奏された《恋のうぐいす》からは、素敵な音の重なりを感じました。

 

 

また、チェンバロでは主にバロックの楽曲を演奏しますが、今回はロマン派の楽曲も演奏してくださいました。オギンスキの《ポロネーズ イ短調》です。他にも2段ある鍵盤を使い分けて《アマリリス》を、オールドフィンガリングという指使いを示しながら《まぬけなシモン》を演奏してくださいました。



コンサートの後には、学んだことを活かしつつ演奏に挑戦する参加者の姿も!

チェンバロについてたくさん学びながら、楽しい音楽の時間を過ごすことができました。



昨年の同じ時期にもレクチャー形式のコンサートを開催しており、今回はその第2回で、続けて参加された方はより楽しんでいただけたかと思います。

来年の4月に第3回も予定しておりますので、チェンバロについてもっと知りたい!という方はぜひお越しください^^


ご来場いただいた皆さま、そして演奏とレクチャーを務めてくださった小田郁枝さん、どうもありがとうございました!!


 

 



なかた美術館では皆様に心休まるひとときをご提供できるよう努めてまいります。

ご来館の皆様へは以下のことをお願いしております。

併せて<ご来館のみなさまへのお願い>もご確認ください。

 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

・発熱や咳など体調不良がある場合は、来館をご遠慮ください。

・ご入館の際のアルコール消毒と検温にご協力ください。

・館内での咳エチケットや、適宜マスクの着用にご協力ください。

・アルコール消毒液やハンドソープを設置していますので、ご自由にお使いください。

・館内では大きな声での会話を控え、人との距離を保ってご鑑賞ください。

・やむを得ず入館制限を行う場合がございますので、ご了承ください。

・団体鑑賞の受け入れや館内でのイベントについて、対策を施した上で順次再開しています。

  ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

 

次回のコンサートについては決まり次第、このブログやチラシ等でお知らせします。

どうぞよろしくお願い致します。

 

 

先日ピアノコンサート  トウヤマタケオ 『四辺は森として』を開催しました。

尾道在住の音楽家トウヤマタケオさんの新作アルバムを記念したコンサートです。

 


トウヤマさんの作る音楽は、シンプルで構築的で、芯があるけど柔らかく、程よい距離感で寄り添ってくれます。


優しい音色と旋律は、どこか遠い場所や懐かしい過去へ連れて行ってくれるようでもあり、風景画の展覧会にもぴったりです。


この日は寒い夜でしたが、その分空気が澄んで、音がよりくっきりと響きます。

(写真はリハーサル時のものです)



目の前で、ひとつひとつの音が重なり合って会場に広がっていく時間は、まさにライブならではの幸せなものになりました。

 

 

 

そして一曲だけ、実はスタッフも小さな楽器で演奏に加わらせていただきました!

 


高い空に鳥がさえずり、風が吹き渡って、羊や牛たちがゆったりと草を食んでいる…そんな情景が浮かんでいたら嬉しいです。


 

トウヤマさんは以前はよく、その場で来場者の方といっしょに歌ったり、音を作っていったりするような演奏をされていました。

今回はスタッフが参加させていただきましたが、また多くの方と一緒に参加できる日が来てほしいです。 

 

なお今回の開催にあたっては、広島県の基準に則って感染症予防対策を行い、トウヤマさんやご来場の皆様にも多大なご協力をいただきました。

https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/465777.pdf

 

おいでいただいた皆様、あたたかく見守ってくださった皆様、どうもありがとうございました。


また、当日皆様へお渡しした招待券は券面にある日付から1年間有効です。次回やその次の展覧会も鑑賞できますので、ぜひご利用ください。

 

 

 
 
 
 
 
 1  2  3  4  5  ≫次の記事へ
広島県尾道市(しまなみ)の美術館 コレクションは、フランス現代具象画家ポール・アイズピリ、ピエール・クリスタン、エコール・ド・パリを中心としたフランス近代絵画、梅原龍三郎、中川一政、林武ら日本近代絵画、尾道を代表する小林和作、絵のまち尾道四季展招待作家作品など、国内外の洋画を中心とした約200点。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。

ページ先頭へ戻る

 
サイトマップ  →著作権

〒722-0012 広島県尾道市潮見町6番11号
TEL. 0848-20-1218

「なかた美術館」は、(株)ナカタ・マックコーポレーションにより運営されています
ナカタ・マックコーポレーション
 
copyright
広島県尾道市(しまなみ)の美術館/ポール・アイズピリ、ピエール・クリスタン、ピカソ、ルオー、小林和作、梅原龍三郎、中川一政、林武などを所蔵。チェンバロによるコンサートやフレンチレストランでの食事も出来ます。