広島県尾道市(しまなみ)の美術館/ポール・アイズピリ、ピカソ、ルオー、小林和作、梅原龍三郎、中川一政、林武などを所蔵。チェンバロによるコンサートやフレンチレストランでの食事も楽しめます。

 
なかた美術館
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ワークショップ「絵画のブローチを作ろう」を開催しました

更新日:2024年6月2日(日) 【nakata Labs  なかたラボ】

 

皆さん、「プラバン」をご存じですか?

熱を加えると縮む性質を利用したプラスチック製のホビー用品で

ペンで好きな絵を描いてキーホルダーなどを作ることができます。

 

 

先日開催したワークショップ「絵画のブローチを作ろう」では

プラバンを使って展示作品のブローチを作りました!

 

まずはじめに、館内をゆっくり巡りました。

 

 

小さなプラスチックの板にペンでドローイング。

色んな絵のかけらが集まりました。

 

 

プラバンのいいところは透明なので絵を写し描きができるところ。

好きな絵のコピーを選んで転写します。

 

 

写して描くことは「ずるい!」と思うかもしれませんが

転写していくと、その作家のタッチや色の重ね方の特徴をつかむことができ、

絵を描くのが苦手な方でも、気負わず取り組むことができます。

 

転写したらオーブントースターで焼きます。

 

 

しばらくすると熱によって縮まってきます。

しゅるしゅるしゅるー!と、みるみるうちに小さくなりました!

 

 

出来上がったブローチをいくつかご紹介します。

 

今回の描画材として使った油性ペンは鮮やかな発色なので、

同じく鮮やかな色彩が印象的なポール・アイズピリの作品が人気でした。

 

 

アイズピリの絵には、実は色がたくさん隠れています。

肌の色には緑や青、紫などいろんな色が使われていますが、ペンでうまく表現されています。

 

 

 

こちらは香月泰男の「芙蓉」。

りぼんを使ってデコレーションを施してくれました。

 

 

こちらの2点は鈴木信太郎の「ばら」。

軽快な筆致まで再現されています。

 

 

 

小林和作「夏の果物」。

ペンの太さを変えながら背景の油彩の表情を表現しています。

どのブローチも、少ない色数をうまく組み合わせながら、

油絵の色味を忠実に再現されていました。

 

 

 

そしてこちらは番外編。

導入として描いたドローイングもオーブンで焼いて、キーホルダーに仕立てました。

 

 

 

透明な素材に、それぞれの線のタッチが生きていて素敵です。

 

胸元に、カバンに、色んなシーンで使っていただきたいですね!

参加者の皆さん、ありがとうございました!

 

 

 

 

皆様こんにちは。新緑が美しく、爽やかな季節ですね。

なかた美術館では4/29(月祝)にチェンバロコンサート「How to play the チェンバロ vol.4!!」を開催しました。今回は毎年恒例のレクチャーを兼ねたコンサートです。チェンバロの仕組みや演奏方法を学び、実際にその場で参加者の方にもチェンバロに触れていただきました。

演奏と講師を務めてくださったのは小田郁枝さんです。




チェンバロは、ジャックという木片の先についたプレクトラムという爪のようなもので弦を弾くことで音が出ます。形がよく似たピアノはハンマーで弦を叩いて音を出す打鍵(だけん)楽器ですが、チェンバロはギターやハープ、琴のように弦を弾いて音を出す撥弦(はつげん)楽器です。ピアノよりも軽やかな音を奏でます。

小田さんが演奏してくださった《アマリリス》からは、チェンバロの軽やかで華やかな音色がよく伝わりました。


 

 

 

指先を使って演奏するチェンバロは音の強弱が付けにくいです。そのため、アーティキュレイトという、音と音を切るような演奏方法で"拍感"を持たせて音を強調します。腕ではなく、指だけの動作でアーティキュレイトを入れるのがポイントです。バッハの《マーチ ニ長調》や《インヴェンション No.1》ではこのアーティキュレイトによる拍感を出した演奏が行われました。

 

 

 

チェンバロはペダルが無いため、音を響かせることも指の動きだけで行わなければなりません。次の音の鍵盤に指を移すとき、前の音の鍵盤に少し長く指を留めておきます。こうすることで、音の響きが長く続き音と音が繋がったような感触になります。《プレリュード ハ長調》はこうした音の広がりを使って演奏されました。とても滑らかに音色が響き渡り、心地よかったです。




参加者の方もたくさんチェンバロに触れて、学んだことを実践していました。お子様から大人の方まで、さまざまな方に触れていただきました。2段の鍵盤を使って演奏された参加者さんの姿も見えました。


 

 

 

 

今後もさまざまな形でのコンサートを予定していますので、皆様ぜひお越しください。

ご来場いただいた皆様、そしてレクチャーと演奏を務めてくださった小田郁枝さん、どうもありがとうございました!


 

 

次回のコンサートは6/23(日)チェンバロミュージアムコンサート

『フルートデュオとチェンバロで奏でる 鳥のさえずり』

 

次回はフルートとチェンバロの共演です。鳥や自然にまつわる楽曲が演奏されます。どうぞお楽しみに!

 

ワークショップ「かたちを重ねるモビール作り」を開催しました

更新日:2024年5月1日(水) 【nakata Labs  なかたラボ】

 

爽やかな風が心地よい季節ですね。

先月のワークショップでは、そんな季節にぴったりのモビールを作りました。

モビールは、薄い板状の素材を糸や棒を使ってバランスの取れた状態で吊るしたもので、

空気抵抗によってゆらゆら動く姿は「動く彫刻」とも呼ばれます。

 

 

 

今回はカラーペーパーを使って、ある形を作りました。

それは、展示作品にもたくさん描かれている花の形。

 

アイズピリの描いた花はかなり単純化されていますが、

なぜ花だとわかるのでしょう。

 

実物の植物と見比べながら観察してみると、花びらや葉っぱの付き方や形、

茎の動きなど特徴を押さえているのがよく分かります。

形が左右対称だったり、おしべやめしべのようなものが描いてあったり 

花びらの薄くてひらひらした様子も伝わってきます。

 

 

洋服や背景にも花の模様を見つけました。

 

 

 

こちらは高田誠の作品。

点で描かれているのは、ユリ、バラ、ガーベラ、スイセン。

いい香りがしてきそうです。

繊細なかすみ草の表現に、点描が効果的に使われています。

 

 

作品に描かれた花や実際の花の特徴を思い出しながらモビールを作っていきます。

 

 

 

ガーベラやヒマワリのように、花びらを輪になるように繋げたり

対照的な形を意識して花びらを規則的に貼り付けたりしました。

 

 

 

こちらは寒色でまとめられたキレイな花。

まるでヒマワリに見られる管状花と舌状花のようで、

単純化されつつもリアリティのある花になってきました。

 

 

型取りをして、ピンクの花びらを1枚ずつ丁寧に作っています。

どんな花に仕上がるのでしょうか。

 

 

吊るしても安定するように、帽子のような形にしました。

 

 

 

そして最後に糸で吊り下げて完成!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

くるくるとゆっくり動く姿は、

まるで花びらが舞っているようで、見ていてとても心地よかったです。

 

参加者の皆さん、ありがとうございました!

  

 
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広島県尾道市(しまなみ)の美術館 コレクションは、フランス現代具象画家ポール・アイズピリ、ピエール・クリスタン、エコール・ド・パリを中心としたフランス近代絵画、梅原龍三郎、中川一政、林武ら日本近代絵画、尾道を代表する小林和作、絵のまち尾道四季展招待作家作品など、国内外の洋画を中心とした約200点。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。

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