ワークショップ「カラダだよ!絵から飛び出すあれやこれ」
更新日:2019年1月24日(木) 【nakata Labs なかたラボ】
新しい年がはじまりました。
2019年のワークショップ第1弾はダンスです!
講師には「yummydance(ヤミーダンス)」の宇都宮忍さんと合田緑さんをお呼びしました。
ヤミーダンスは愛媛・松山を拠点に活動する4人組のコンテンポラリーダンスカンパニーです。
全員でのパフォーマンスだけでなく、デュオやソロでの活動、
ミュージシャンや美術作家とのコラボレーションもされています。
変幻自在でとっても面白い方たちです。
https://www.yummydance.net/
まずは準備運動。
手足を伸ばしたり、
ブラブラ〜と体をゆすったり。
種のように体を小さく丸めて・・・
パッ!
と全身を開放します!
指先まで神経を行きわたらせました。
ゴロゴロと床を転がって他の方とぶつかってみたり
「今までしたことのないポーズ」をしてみたり。
体をねじって足をあげて、不思議なポーズができました。
館内では、作品の登場人物と同じポーズをとって踊りました。
まずはボーシャンの作品から。
「シルクハットをかぶった郵便配達員」のポーズです。
この男の子は、ゆらーりゆらーりと踊り最後はパタリと倒れるダンスを披露してくれました。
確かに、ボーシャンの描く人々はゆらゆら彷徨っているように感じるのです。
次はどの作品でしょうか。
ルノワールの「横たわる裸婦」のポーズです。
キリッとポージングをした後は「とける」をキーワードに踊りました。
フニャフニャと体を解き放ちます。
それぞれの溶け方を表現しました。
ポール・アイズピリのお祭りを描いた絵には楽器を持った楽しそうな人々がたくさん描かれています。
作品からヒントを得て、太鼓の鳴る楽しげな音楽がスタートすると・・・
飛んだり跳ねたり、体をくねくねさせたりお尻を叩きあったり、みんなで自由に踊りました。
手先までポーズが決まっています。
とっても楽しい時間でした。
また、お二人には即興でダンスも披露して頂きました。
作品の登場人物からインスピレーションを受けたダンスは
展示室全体を踊りまわるダイナミックなもので圧巻でした。
みんなで食い入るように鑑賞しました。
久しぶりに身体を隅々まで動かして、リフレッシュした時間でした。
参加者の皆さん、ヤミーさん、ありがとうございました!
nakata Labs『金のりんご』についてお知らせ
更新日:2019年1月19日(土) 【nakata Labs なかたラボ】
nakata Labsの『金のりんご 絵本を楽しむ小さな集まり』についてお知らせです。
こちらは作家はいじまのぶひこさんと一緒に、絵本を軸にしつつ、絵を描くことや本を作ること、見ることなどを楽しく学ぶ集まりです。
2月より日時や料金が変わります。
・毎月第1土曜日 (初回は2019年2月2日)
・時間 13:00~16:00
ご予約は前日までにお願いいたします。
なかた美術館(0848-20-1218)までお電話ください。
はいじまさんは画家、造形作家として作品を制作するほか、絵本も手がけていて、著作『きこえる?』はブラティスラヴァ世界絵本原画ビエンナーレにて、準グランプリにあたる"金のりんご賞"を受賞しています。
講座の『金のりんご』では形式的なカリキュラムは設けず、参加される方のご希望やペースにあわせて続けています。
自由に絵を描いたり、絵や本についてのんびりとおしゃべりする気軽な参加から、絵や文章などの小さな種から、オリジナルの絵本を仕上げるまでの本格的なコーチも可能です。
画家、造形作家、絵本作家。東京都生まれ。
今年もなかた美術館は皆様に楽しんでいただける展覧会や、いろいろな関連プログラム nakata Labs を企画していきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
クリスマスミュージアムコンサート 『チェンバロとコントラバスで奏でる』 を開催しました
更新日:2018年12月28日(金) 【コンサート】
みなさん、クリスマスはいかがお過ごしだったでしょうか。
なかた美術館ではクリスマス前の日曜日に、
ミュージアムコンサート『チェンバロとコントラバスで奏でる -重低音の魅力-』を開催しました。
チェンバロは小田郁枝さん、コントラバスは原田一平さんによる演奏です。
コントラバスとの共演は当館では初めて。やっぱりすごく大きくて、存在感たっぷりです!
ヴァイオリンやチェロとよく似ていますが、直接の先祖はヴィオラ・ダ・ガンバと同属であるヴィオローネで、調弦や弓の持ち方などが異なっているのだそうです。
今回のプログラムでは、本格的なコントラバスソナタからおなじみのクリスマス・キャロルまでお届けしました。
コントラバスはオーケストラの伴奏といったイメージもあるかもしれませんが、楽曲によって繊細さ、力強さ、悲しげな音色から温かい音色まで、多彩な表情や新たな魅力を感じられる演奏でした。
大変よく響く楽器でもあり、前方のお客様は床から振動が伝わるほどだったのではないでしょうか。
すっぽりと包み込まれるような安心感のある重低音と、チェンバロの華やかできらきらと澄んだ音色が一緒に響いて、寒い冬のクリスマスの空気にぴったりの雰囲気でした。
ご出演のお二人、ご参加いただいたみなさま、どうもありがとうございました。
恒例になっているこのチェンバロミュージアムコンサートは、来年も4月から定期的に開催する予定です。
またどうぞよろしくお願いいたします。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。