広島県尾道市(しまなみ)の美術館/ポール・アイズピリ、ピカソ、ルオー、小林和作、梅原龍三郎、中川一政、林武などを所蔵。チェンバロによるコンサートやフレンチレストランでの食事も楽しめます。

 
なかた美術館
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みなさん、こんにちは。

すっかり寒くなりましたね。もう冬も間近に迫っている感じがします。

 

なかた美術館では、10月23日にミュージアムコンサート「旅するチェンバロ 〜イギリス・北欧をたずねて〜」を開催しました。

今回のコンサートではイギリスや北欧で活躍した作曲家の曲を中心に、チェンバロとフルート、そしてヴァイオリンでの演奏が行われました。

また、演奏とあわせてお話と画像でも作曲家や音楽の魅力を紹介していただきました。

演奏してくださったのは、ヴァイオリン・尾奏子さん、フルート・岡野映さん、チェンバロ・小田郁枝さんの3名です。

 

 


今回はいつもより少し長い1時間半のプログラムで、前半と後半に分かれた2部制での開催でした。

前半では、ファーナビーやバードなどイギリスの作曲家の曲を演奏していただきました。イギリスにはチェンバロの奏者、当時で言うところのヴァージナリストがたくさんいたそうです。


ドイツ生まれの作曲家として有名なヘンデルの曲も演奏していただきました。実は、ヘンデルはドイツで生まれ、イタリアで修業をした後にロンドンで活躍します。そして、後にイギリスへ帰化しました。

 

前半の最後はビショップの《「ホーム・スイート・ホーム」による変奏曲》を演奏していただきました。こちらは日本では「埴生(はにゅう)の宿」という名前で親しまれている楽曲です。ビショップはロンドンで生まれ、王立歌劇場の専属作曲家としても活躍しました。チェンバロとヴァイオリンによる演奏で、もの悲しい旋律と明るく華やかな旋律が見事に表現されていました。

 



コンサートの後半はエルガーの《愛のあいさつ》から始まりました。イングランドのウスター近郊で生まれたエルガーは、調律師の父の仕事へついてゆき、そこで演奏をしていました。独学で音楽理論を学びましたが、後に国王の音楽師範も務めるようになります。《愛のあいさつ》は妻・アリスと婚約した際にその記念として贈られた楽曲です。美しくなめらかな旋律をヴァイオリンとチェンバロで演奏してくださいました。

 

後半の最後はノルウェー生まれのグリーグによる「ペールギュント組曲」から、《朝》《ソルベーグの歌》《アニトラの踊り》の3曲を披露していただきました。「ペールギュント組曲」はイプセンが作った戯曲で、元々は舞台で上演するための曲ではありませんでした。それを上演に当たってグリーグが作曲し、結果としては大人気で1年のうちに36回演奏されたそうです。

3曲の中で特に《朝》は、日本でも非常に有名な曲です。みなさんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?朝のすがすがしさがフルートとヴァイオリン、チェンバロで巧みに表現されていました。特に、フルートの音色は朝の小鳥のさえずりのような美しい響きでした。

 

 


今回はたいへんボリュームのある充実したコンサートでした。芸術の秋を堪能できたのではないでしょうか。

ご来場いただいた皆さま、出演者のお三方、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

なかた美術館では皆様に心休まるひとときをご提供できるよう努めてまいります。

ご来館の皆様へは以下のことをお願いしております。

併せて「新型コロナウイルス感染症への安全対策について(最新版)」もご確認ください。

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・発熱や咳など体調不良がある場合は、来館をご遠慮ください。

・ご入館の際のアルコール消毒と検温にご協力ください。

・館内での咳エチケットや、適宜マスクの着用にご協力ください。

・アルコール消毒液やハンドソープを設置していますので、ご自由にお使いください。

・館内では大きな声での会話を控え、人との距離を保ってご鑑賞ください。

・やむを得ず入館制限を行う場合がございますので、ご了承ください。

・団体鑑賞の受け入れや館内でのイベントについて、対策を施した上で順次再開しています。

 

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次回のコンサートは

12/25(日)チェンバロミュージアムコンサート

『クリスマスのおはなし 〜朗読とチェンバロで〜』



 

次回は毎年恒例のクリスマスコンサートです。今年はクリスマス当日の開催となっています!

演奏に加えて、心あたたまるクリスマスのお話の朗読も行われますので、皆さまぜひお越しください。

 
 

『尾道の風景』展が始まりました。

更新日:2022年10月13日(木) 【展覧会】

当館では先週末より、『尾道の風景』展を開催しています。

タイトルのとおり、コレクションのなかから尾道を描いた作品をまとめて展示しています。


 

 

“尾道”とひとことで言っても、“尾道らしい”風景のなかで個性を発揮したものから、日常の一瞬を切り取ったもの、心象風景として描いたものなど、さまざまです。

尾道水道、寺や石段だけでなく、向島から尾道市街を見る構図、あまり知られていないような場所を描いたものなど、画家たちがそれぞれの視点で見表情は、実に多彩です。



一枚一枚の作品からは瀬戸内の多島美、入り組んだ路地や坂道など、今も変わらない姿、そして海岸沿いの雁木や“尾道城”など、今では失われてしまったものも見つけることができます。

 

 

 

これらの多くは、今から約40年前に行われた「絵のまち尾道四季展」の第一回展にあわせて行われた滞在制作による作品です。

当時の日本画壇を代表する画家達、そしてアンドレブラジリエやジャン-ピエール・カシニョール、ポール・アイズピリなど、国内外から画家たちを尾道に招き、多くの作品が描かれました。

普段は風景画をあまり描かない画家も含め、各々が個性を発揮して描いた作品群は、当館のコレクションのなかでも他に例のない貴重なものとなっています。

 

 

また2001年に尾道に移住した後、風景画を多く描いた画家・塩川睇劼虜酩覆魏めてご紹介しています。

きめ細かな絵肌と繊細な色調による、卓越した油彩表現が特徴で、尾道で見られる優しい自然の形と、人の営みが生み出す形が調和した風景を多く描きました。

 

 

 

そして今も街で愛される風景画家・小林和作の作品も展示しています。

尾道を拠点に、身近な自然を描いたものから、信州の雄大な山や海を描いたものまで、風景画家としての歩みを感じていただければ幸いです。


 

11月4日は和作忌でもあり、尾道市内では小林和作の旧居や、ゆかりの建物を見学できる「和作ウィーク2022」、商店街のウインドーにたくさんの作品が飾られる「和作忌協賛街頭展」など、関連の催しも盛りだくさんです。

当館でも、関連のワークショップや街歩きレクチャーなどを企画しています。詳しくは展覧会のページを御覧ください。



開館 25 周年記念なかた美術館コレクション掘愴道の風景』2023年2月19日(日)まで開催しています。


お出かけにも良い季節になりました。

ぜひ尾道の街歩きといっしょに、絵のなかの尾道散策をお楽しみください。





 

ワークショップ「週末の絵画教室」を開催しました

更新日:2022年8月31日(水) 【nakata Labs  なかたラボ】

 

先日、「週末の絵画教室」と題して、

普段なかた美術館で開催している「木曜日の絵画教室」のスペシャル版を開催しました。

今回は、プログラムの一つとしてよく取り組んでいる模写やクロッキーを2日間にわたって開催しました。

 

まず1日目は人物クロッキー。先生はピエール・クリスタンです。

  

 

クリスタンは街中の人々をたくさんスケッチしています。

作品に登場する人物が生き生きとして見えるのは、積み重ねたスケッチの賜物なのだと思います。

食事をしている人、身を乗り出して話をしている人、しかめっ面で新聞を読んでいる人…

気になる登場人物を小さなスケッチブック に模写します。

 

 

 

 

クリスタンが描くユーモラスな人物像をよく捉えていますね!

 

 

 

 

 

 

たくさん模写した後は、参加者同士でお互いを描きあいっこしました。

 

 

動いているから描けない!という声も挙がりましたが、

何かを見て描くことは、そっくりそのまま描き写すことだけではないのですね。

みなさんお互いの特徴をうまく捉えていました。

 

 

 

2日目の先生はポール・アイズピリ。

「小鳥と少年」を参考に、色鉛筆や色紙を使って塗り絵とコラージュをしました。

 

 

アイズピリの絵は、散りばめられた色と形が印象的ですが、

みなさんアイズピリに負けじと自分の色彩感覚で色を塗っていました。

 

 

色を塗り終わったら、いろんな形の色紙を貼り付けていきました。

 

 

 

 

 

 

完成したものがこちらです!

 

   

 

 

 

 

大胆なコラージュの子もいれば、中には鳥の羽を一枚一枚描いて繊細な表現をしている子もいました。

同じモチーフに取り組んでいたのに様々な表現の「小鳥と少年」が完成しました。

 

通常の絵画教室では、一つのプログラムを長い時間通して取り組みます。

今回はその中の一部に触れてもらいましたが、絵を描くときのヒントになっていれば嬉しいです。

参加者の皆さんありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 
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広島県尾道市(しまなみ)の美術館 コレクションは、フランス現代具象画家ポール・アイズピリ、ピエール・クリスタン、エコール・ド・パリを中心としたフランス近代絵画、梅原龍三郎、中川一政、林武ら日本近代絵画、尾道を代表する小林和作、絵のまち尾道四季展招待作家作品など、国内外の洋画を中心とした約200点。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。

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