広島県尾道市(しまなみ)の美術館/ポール・アイズピリ、ピカソ、ルオー、小林和作、梅原龍三郎、中川一政、林武などを所蔵。チェンバロによるコンサートやフレンチレストランでの食事も楽しめます。

 
なかた美術館
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親子ワークショップ「夜の美術館を探検しよう」

更新日:2018年8月11日(土) 【nakata Labs  なかたラボ】

 

今年の夏は、驚くほど暑い日が続いていますね。

 

ということで、少し涼しい時間帯にワークショップを開催しました。

親子ワークショップ 「夜の美術館を探検しよう」 です。

 

 

昼間とは違う環境で作品を鑑賞したら、どんなふうに見えるでしょうか。

スポットライトを消して展示室を暗くしました。 

 

 

そして、子どもたちにこんな懐中電灯を持ってもらいました。

 

 

この形は、植物が葉を空に向けて地面にはっているシルエットで「ロゼット」と呼ばれています。

冬を越すときにこの形になることが多いそう、もしかしたら空き地などで目にしているかもしれません。

当館ディレクターであり出品作家の三上清仁の作品から発想を得ています。 

 

 

暗闇でライトをつけると、葉っぱの一枚一枚の形がくっきり映ります。

 

 

さて、暗闇の中にはどんな作品があるのでしょう。

懐中電灯で照らして探しました。

暗闇のため一部分ずつしか見えませんが、

視野を限定されることによって、作品の細部まで鑑賞できました。

 

 

下からライトを当ててみると、絵の具のボコボコがくっきり見えました。 

 

 

次は懐中電灯をバージョンアップ。

中に透明の折り紙やセロハンを入れてみます。

 

 

すると、色鮮やかなロゼッタが映し出されました。

キラキラとステンドグラスの様で、とても幻想的でした。

 

 

 

そして、閉館後ならではのことをもう一つ。

目だけでなく、体全体を使って作品を鑑賞したいと思い、

「もうひとり」の作品にも使われている大きなブルーシートを展示室一杯に張り巡らせました。

 

 

そしてガバッともぐりこみ、懐中電灯を照らしたり、床を這って石を探したりしました。

シートを仰いでバッサバッサと音もたてました。

 

 

ワークショップの間、子どもたちはお父さんお母さんと作品についてたくさん話をして、

私たちに見つけたことを色々教えてくれました。

大きな声を出したり、寝ころんだり、楽しい夜でした。

 

 

また昼間にもう一度鑑賞すると、新たな発見があるかもしれません。 

参加者の皆さん、ありがととうございました。

 

 

 

 

 

今年も 『親子で楽しむおはなしとバレエ』 を開催しました

更新日:2018年8月10日(金) 【コンサート】

こんにちは。

7月にはもうひとつのミュージアムコンサートを行いました。

昨年も好評をいただいた夏休み企画「親子で楽しむおはなしとバレエ」の第二弾です。


 

小さなお子様も大歓迎で音楽についてのお話を交えながら、バレエの踊りとともにお届けするコンサートです。

川本真利江さんによるフルートと、小田郁枝さんのチェンバロ、そしてバレエは大古美織さんをお招きしました。

 

今回とりあげたのはロマン派の音楽です。

ロマン派の特徴は自由な形式や、作曲家たちの感情表現。

シューベルト、メンデルスゾーン、シューマンなど、才能あふれる作曲家たちそれぞれの華やかなエピソードを紹介しながら曲を奏でました。

 

 

本来はバロック時代の楽器であるチェンバロの音色と、やわらかなフルートの音色で奏でるロマン派の音楽はどこか懐かしく、可愛らしさも感じさせます。

そしてバレエはアダンのジゼルと、ブラームスのハンガリー舞曲より。

 
大古さんの優雅な踊りに、子どもたちも興味津々!

ポロネーズのステップを、みんなで一緒に踊ってみました。会場はあたたかな笑顔でいっぱいです。

 


 

『PAINTERS ペインターズ』の色とりどりの展覧会場にぴったりの、のびやかな雰囲気で楽しんでいただけたのではないでしょうか。


 

コンサートにご参加くださったみなさま、そして一緒に踊ってくれたみなさま、どうもありがとうございました!

 

次回は、10/28(日)

「チェンバロのはじまりと広がり」


2台のチェンバロとリコーダーによるアンサンブルです。

いつもよりたっぷりの約90分のプログラムをご用意しています。

今は想像できませんが、この頃にはきっと涼しくなっていることと思います。どうぞお楽しみに。





 

『光と音の音楽会 ランテルナムジカ LIVE at なかた美術館』

更新日:2018年8月1日(水) 【コンサート】

 

こんにちは。

少し気持ちが落ち着いてきた先日『光と音の音楽会 ランテルナムジカ LIVE at なかた美術館』を開催しました。

 

 
「ランテルナムジカ」は音楽家トウヤマタケオさんと、画家nakabanさんの二人組。

ピアノと歌、そしてライトボックスを使って投影する幻燈で、いっしょに音楽を奏でるユニットです。

 

昼間だけど夜のように真っ暗にして、いつものミュージアムコンサートとはちょっと違う、これまでにないセッティングです。

 

 


nakabanさんのブースは、いろんな素材や道具が散りばめられた、即興のアトリエです。

ここで描かれ、くるくると変化する線や色が、ライトボックスを通して投影されます。

 

 

 

そしてトウヤマさんの歌と、ピアノやギターが、やさしく、懐かしく、ゆったりと響きます。

あたたかい音と声の安心感に包まれて、遠い場所まで一緒に旅をしているようでした。

 

 


大人も子どもも夢中になって、あっという間の素敵な時間。

この場所、この時でしか体験できない、かけがえない音楽会でした。

 

お集まりいただいた皆様、ランテルナムジカのお二人、本当にどうもありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
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広島県尾道市(しまなみ)の美術館 コレクションは、フランス現代具象画家ポール・アイズピリ、ピエール・クリスタン、エコール・ド・パリを中心としたフランス近代絵画、梅原龍三郎、中川一政、林武ら日本近代絵画、尾道を代表する小林和作、絵のまち尾道四季展招待作家作品など、国内外の洋画を中心とした約200点。
音楽鑑賞の場として、所蔵のチェンバロを中心としたバロックコンサートを定期的に開催するほか、ジャズやクラシックなど様々なジャンルの演奏家によるディナー付きコンサートも企画・開催しています。併設するフレンチレストラン「ロセアン」では、ランチ・ティータイムはもちろん、美術館閉館後もゆったりとした空間でライトアップされた庭園を眺めながらの本格的なディナーが楽しめます。

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